クラウンでリアのアッパーアーム交換時にトーコンの交換が必要な理由
クラウンのリアアッパーアームを交換する際に、トーコン（トーコントロールアーム）も一緒に交換すべきかどうかは、多くの方が疑問に思うポイントです。特に、キャンバー角を大きく付けたい場合、トーコンの調整が重要になります。
キャンバー角6度を目指すために必要な調整
キャンバー角を6度に設定する場合、アッパーアームの交換だけでは不十分なことが多いです。アッパーアームの交換によりキャンバー角を調整することは可能ですが、キャンバー角を大きく付けるとトー（前後の車輪の開き具合）がズレやすくなります。このズレを放置するとタイヤの偏摩耗や操縦安定性の低下につながるため、トーコンの調整や交換が必要になります。
トーコン交換のメリット
- トー角の調整範囲が広がる：トーコンを交換することで、トー角の調整範囲が広がり、キャンバー角6度という大きな調整にも対応できるようになります。
- タイヤの寿命を延ばす：適切にトー角を調整することで、タイヤの偏摩耗を防ぎ、タイヤの寿命を延ばすことができます。
- 走行安定性の向上：トー角が適切に調整されていると、直進安定性が向上し、コーナリング時の挙動も安定します。
結論：トーコンも一緒に交換すべき
キャンバー角を6度付けたい場合は、アッパーアームだけでなく、トーコンの交換や調整も同時に行うことが推奨されます。これにより、車両の走行性能が維持され、タイヤの寿命や安全性を確保することができます。
おすすめの作業手順
1. アッパーアームとトーコンの交換を同時に行う。
2. 交換後、アライメント調整を専門のショップで実施してもらう。
3. 調整後、試走を行い、キャンバー角やトー角の調整結果を確認する。
これらの手順に従うことで、キャンバー角6度を付けても安定した走行性能を維持できるクラウンに仕上がります。
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