バイクで高速道路をタンデム走行する条件とは?免許の年数と法律上の注意点

運転免許

バイクでのタンデム走行はツーリングの楽しみの一つですが、高速道路でのタンデム走行には一定の条件があることをご存知でしょうか?とくに免許の取得年数に関する誤解は多く、正確な知識が必要です。

高速道路でのバイクタンデムに必要な条件とは

高速道路で二人乗り(タンデム走行)をするには、法律で定められた明確な条件があります。以下は道路交通法で定められている主要な要件です。

  • 運転者が20歳以上であること
  • 運転免許(普通二輪免許以上)を取得して3年以上が経過していること

この「3年以上」というのは二輪免許の取得日からの年数を指し、自動車(普通免許)を先に取得していた期間はカウントされません

普通免許の取得年数は関係ない?

よくある勘違いとして、「普通自動車免許を3年以上保有していればOK」という声があります。しかし、これは誤解です。

例えば、普通免許を5年前に取得し、最近になって二輪免許を取った場合、この人は高速道路でタンデム走行する資格がまだありません。あくまでも、二輪免許を取得した日から3年以上であることが求められます。

なぜこのような制限があるのか?

バイクは車よりも不安定で、二人乗りになると操作性が大きく変化します。特に高速道路では速度域が高くなるため、高い運転技術と経験が求められます。そのため、一定の経験年数を条件として設けているのです。

また、高速道路での事故は重大な結果を招きやすいため、安全性確保の観点からも制限が必要とされます。

高速道路タンデムに適したバイクとは

実際にタンデム走行を考える際は、以下のような点もバイク選びに影響します。

  • シートの広さと座り心地:タンデム用シートが広く、背もたれがあれば安心です。
  • リアステップの位置:同乗者が乗り降りしやすい位置にあること。
  • パワーの余裕:二人分の体重を支えられる排気量とトルク。

250cc以上のバイクで、シート形状やタンデムステップの配置が考慮されたモデルが適しています。

高速道路でのタンデムの注意点

法律上の条件をクリアしていても、注意すべきポイントは多数あります。

  • 高速走行時の風圧:タンデムライダーがしっかりつかまっていないと非常に危険です。
  • 加速・減速のG:前後にかかる力でバランスを崩さないように配慮が必要です。
  • 休憩の頻度:同乗者の疲労がたまりやすいため、こまめに休憩を取りましょう。

また、ETC搭載車でも二人乗りでゲートを通る場合、車載器の設置位置や認識に注意が必要です。

まとめ:バイクタンデムには「二輪免許取得から3年」が必須

高速道路でのバイクタンデム走行には、普通二輪免許以上を取得後、3年以上が経過していることが法律で定められています。普通自動車免許の取得年数では代替できません。

正しい知識を持ち、安全を最優先に、バイクタンデムを楽しみましょう。経験が浅いうちは高速道路以外のタンデムから慣れていくのがおすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました