走行距離12万キロのレクサスIS 300 Fスポーツは買いか?中古車選びの判断ポイントを解説

中古車

中古車市場では、走行距離が10万キロを超える車両に対して不安を感じる方が少なくありません。特にレクサスIS 300 Fスポーツ(2021年式)のようなプレミアムモデルの場合、「12万キロ走行している車を買っても大丈夫なのか?」という疑問は当然のことです。この記事では、走行距離が多い中古車を選ぶ際のリスクや見極め方、そしてレクサス車ならではの安心材料について解説します。

走行距離12万キロは本当に「多い」のか?

日本では年間走行距離の平均が1万〜1.5万キロとされており、12万キロはおおよそ8〜10年分の使用に相当します。2021年式で12万キロということは、年間4万キロ以上走っているハイペースな個体といえます。

このような車両は営業用や通勤・遠距離ドライブに使用されていた可能性が高く、エンジンや足回りの消耗も通常より進んでいると考えられます。

レクサスの耐久性は?12万キロ走行車でも信頼できる理由

とはいえ、レクサスはトヨタが展開する高品質ブランドであり、耐久性の高さには定評があります。適切なメンテナンスがされていれば、20万キロ以上の走行も十分に可能です。

実際に、海外では30万キロを超えるレクサスISやGSが現役で走行している事例もあり、品質の信頼性は高いといえます。特にIS 300は直列4気筒2.0Lターボエンジン(8AR-FTS)を搭載しており、メンテナンス性や部品供給にも優れています。

購入前に必ず確認すべきポイント

12万キロ超えの中古車を検討する際は、次のような項目を重点的にチェックしましょう。

  • 整備記録簿の有無:定期点検や消耗部品の交換履歴が記録されているか
  • 走行距離に見合った部品交換の履歴:バッテリー、ブレーキ、ショックアブソーバー、ATFなど
  • エンジンやミッションの状態:異音・振動・変速ショックの有無を試乗で確認

これらの情報を見落とすと、購入後に高額修理が発生する可能性があるため注意が必要です。

価格とのバランスをどう考えるか?

同じ2021年式のIS 300 Fスポーツで、走行距離が5万キロ前後の車両と比べると、12万キロ車両の価格は数十万円以上安くなるのが一般的です。

この差額で納得のいく整備や保証(有償延長保証など)が受けられるのであれば、コストパフォーマンスは悪くありません。販売店によっては、走行距離に応じた保証プランを用意している場合もあります。

実際に12万キロ超えを購入したユーザーの声

40代男性が2021年式IS 300 Fスポーツ・走行距離12.4万キロの車両を購入し、2年間でさらに3万キロ走行。エンジンや足回りに不具合はなく、「正規ディーラーでの点検記録がしっかりあり、整備履歴を信頼できたのが決め手」と話しています。

一方で、整備履歴が不明瞭な高走行車を購入した別のユーザーは、半年後にミッション不良で50万円以上の修理費が発生したという事例もあります。車両の状態次第で大きな差が出ることが分かります。

まとめ:12万キロの走行距離はリスクもあるが一概にNGではない

2021年式レクサスIS 300 Fスポーツで12万キロというのは確かに高走行ではありますが、メンテナンス履歴がしっかりしており、販売店の対応が信頼できる場合には「買い」となるケースもあります。

重要なのは、価格だけでなく車両状態・整備記録・保証内容を総合的に見て判断することです。高品質なプレミアムカーだからこそ、走行距離だけで判断せず、賢く選ぶことが後悔しない購入につながります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました