新車で300万円前後のSUVを検討していると、マツダのCX-5は必ずといっていいほど候補に挙がる人気モデルです。しかし一方で、「設計が古い」「中古で買った方がお得」などの声も耳にします。果たして、CX-5を新車で一括購入するのは賢い選択なのでしょうか?本記事では、CX-5の特徴やメリット・デメリットを整理しつつ、他の候補車種も踏まえて、選択のヒントをお届けします。
CX-5の基本スペックと魅力
マツダ CX-5は2012年に初代が登場し、2017年にフルモデルチェンジを経て現行型に。走行性能と内装の質感の高さで定評があり、国産SUVの中では「上質さ」を重視するユーザーに支持されています。
ディーゼルモデルとガソリンモデルの選択肢があり、2022年の一部改良ではフロントマスクの変更や走行性能の改善も行われ、現行型でも一定の魅力を維持しています。
「設計が古い」は本当か?
確かにCX-5の現行モデルはフルモデルチェンジから数年が経過しています。しかし、毎年のように改良が加えられており、走りや安全装備は今でも競合車種と比べて遜色ありません。
例えば、最新のi-ACTIVSENSE(安全運転支援システム)やApple CarPlay・Android Auto対応、電動パーキングブレーキなど、現代の基本装備は一通りそろっています。
「中古で十分」論の理由とその裏側
中古車市場では、3〜4年落ちのCX-5が200〜250万円程度で購入可能です。そのため、「同じ車種なら中古の方が割安」という意見が出るのも当然です。
ただし、中古車には在庫状況や装備の違い、修復歴の有無、走行距離による劣化などのリスクも伴います。新車購入であれば「保証期間」「好みのグレードや色が選べる」「初期トラブルの心配がない」といった大きな安心感が得られます。
新車一括購入は損か得か?
車をローンではなく現金で一括購入する場合、「金利負担がゼロになる」「ローン審査が不要」「精神的にすっきりする」というメリットがあります。
その一方で、一度に大きな資金が手元からなくなるリスクもあるため、貯蓄に余裕があるかどうかも判断材料です。
CX-5以外で300万円前後のおすすめSUV
- トヨタ カローラクロス:燃費性能と居住性のバランスが良く、ハイブリッドモデルも選べます。
- ホンダ ヴェゼル:洗練されたデザインと使い勝手の良さで、若年層にも人気。
- スバル フォレスター:全車AWDで雪道に強く、安全性能の高さも魅力。
- 日産 エクストレイル(e-POWER):電動駆動によるスムーズな走りと新しさが魅力。
いずれも一長一短があるため、試乗してフィーリングを確かめることが大切です。
まとめ
マツダCX-5を新車で一括購入することは、決して「なし」ではありません。設計がやや古くても、走行性能・安全性・内装の上質さなどは今でも十分に通用する水準です。中古を避けたい理由が明確であり、CX-5に魅力を感じるのであれば、納得のいく買い物になるでしょう。他のSUVとも比較しながら、あなたのライフスタイルと価値観に合った一台を見つけてください。
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