スポーツカーに憧れを抱くものの、気になるのは維持費。特に年収や生活費に限りがある場合、手が届く中古車であっても「維持できるのか？」という不安はつきものです。今回は実家暮らしで年収250万円・手取り月17万円ほどの方が、トヨタ86（後期型）とダイハツ・コペン（初期型・現行型含む）の中古車を所有した場合、どれほど年間維持費に差が出るかをわかりやすく解説します。
前提条件：走行距離や生活費から維持費を考える
今回の試算では、以下の条件を前提としています。
- 年収：約250万円（手取り約17万円）
- 実家暮らしで家に毎月6.6万円支出
- 自由に使えるお金は毎月5〜6万円
- 走行距離は年間3,000km程度（土日メイン使用）
このような生活スタイルであれば、税金・保険・車検・燃料・メンテナンスをすべて含めた年間維持費が5〜6万円以内に収まるかがポイントになります。
トヨタ86（後期型）の年間維持費目安
トヨタ86は排気量が2.0Lの普通車に分類されるため、軽自動車であるコペンよりも維持費は高くなります。
| 項目 | 年間費用（概算） |
|---|---|
| 自動車税 | 39,500円 |
| 車検代（2年で13万円想定） | 65,000円 |
| 任意保険（20代・車両保険なし） | 80,000円前後 |
| ガソリン代（燃費10km/L・3000km） | 45,000円前後 |
| メンテナンス（オイル・タイヤ等） | 30,000円 |
合計：約26〜27万円/年
月あたりで言うと、約2.2万円前後が維持費として必要になります。
ダイハツ・コペン（初期型・現行型）の年間維持費目安
一方、軽スポーツカーの代表格であるコペンは、税金や保険が安く、燃費にも優れるため、維持費を大幅に抑えることができます。
| 項目 | 年間費用（概算） |
|---|---|
| 軽自動車税 | 10,800円 |
| 車検代（2年で10万円想定） | 50,000円 |
| 任意保険（20代・車両保険なし） | 60,000円前後 |
| ガソリン代（燃費17km/L・3000km） | 25,000円前後 |
| メンテナンス | 20,000円 |
合計：約16〜17万円/年
月あたりに換算すると、約1.3〜1.4万円程度で収まる計算になります。
維持費比較まとめ：コペンは約10万円安い
年収250万円の生活スタイルを前提にした場合、年間維持費における両車の差は次の通りです。
| 車種 | 年間維持費 | 月額換算 |
|---|---|---|
| トヨタ86 | 約26〜27万円 | 約22,000円 |
| ダイハツ・コペン | 約16〜17万円 | 約14,000円 |
差額：約9〜10万円/年
この差は車検時や任意保険料の支払い時期に大きく響くことがあるため、余裕を持った資金計画が必要です。
生活スタイル別のおすすめと注意点
・土日ドライブが中心で、燃費や保険を重視するなら → コペンがおすすめ
小回りが利き、税金や燃料費が安く、コンパクトで保管場所にも困りません。
・走りの楽しさやスタイルを優先したいなら → 86も選択肢
維持費はかさみますが、FRの走行性能やデザイン性に魅力を感じるなら、生活費に余裕がある月に貯金を回して対応する手も。
まとめ｜無理なく所有するならコペン、覚悟があるなら86もアリ
年収250万円で実家暮らしという状況なら、年間16万円前後の維持費に収まるコペンは現実的な選択肢です。一方、86は維持費がやや重くなりますが、月々の可処分所得が5〜6万円あるなら、計画的に維持することも可能です。
重要なのは「買ったあとも楽しめるかどうか」。購入前には税金や保険料も含めた総費用をシミュレーションし、自分のライフスタイルに合ったカーライフを選びましょう。
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