原付バイク「ホンダToday」に乗っていると、他の車両との仕様の違いに気づくことがあります。特にヘッドライトの点灯タイミングや、カスタムLEDライトの電源の取り方については、気になるポイントのひとつです。この記事では、Todayのライト周りの電気系統に関する基礎と、LEDカスタムをする際の実用的な電源の取り方について解説します。
Todayのヘッドライトが点灯する条件とは
ホンダTodayは年式や型式によって、ライトの点灯方式が異なることがあります。エンジンを始動しただけでライトが点くモデルもあれば、ハンドルを回す(実際にはスロットルを開けて回転数が上がる)ことで点灯するモデルもあります。
この違いは、ヘッドライトへの電力供給方式に起因します。たとえば、バッテリー経由で安定電圧を供給している場合は、エンジン始動と同時に点灯します。一方、オルタネーター(発電機)から直接電気を取っている場合は、エンジン回転数が上がらないと電圧が不足して点灯しないことがあります。
故障の可能性も考慮しよう
仮に他のTodayと比べて自分のだけ点灯しないと感じる場合、次の点を確認しましょう。
- バルブ自体が劣化していないか
- 配線やカプラーが外れていないか
- レギュレーターレクチファイア(電圧安定化装置)に異常がないか
エンジンをかけて少しアクセルを開けると点灯するなら、仕様上の動作である可能性が高いですが、まったく点灯しないようであれば、整備点検をおすすめします。
TodayでLEDライトやフォグを増設するには
人気のカスタムにLEDテープライトや補助フォグの取り付けがありますが、その電源をどこから取るかがポイントになります。Todayは原付バイクとしては比較的カスタムしやすい設計です。
よく使われる電源取り出しポイントは以下のとおりです。
- ACC電源(キーONで通電):テールランプ配線などから分岐
- バッテリー直結:リレーとスイッチを介して接続
- ヘッドライト配線から分岐:夜間点灯時だけ使用するなら有効
たとえば、LEDテープを常時点灯させたい場合は、ACC電源を使うことでバッテリーの消耗を防ぎつつ、キーを回した時だけ点灯するように設定できます。
電源取り出しに必要な工具と安全対策
DIYでカスタムする際には、以下の道具を準備しておきましょう。
- 電工ペンチ・ギボシ端子・配線コード
- テスター(電圧確認用)
- ヒューズ付きリレー(安全装置)
- ビニールテープ or 熱収縮チューブ
また、バッテリー直結の場合はヒューズを必ず挟むことで、万が一のショートにも対応できます。無理な増設は火災のリスクもあるため、配線は丁寧に施工しましょう。
カスタム実例:LEDテープ取り付け例
以下は実際にTodayにLEDライトを取り付けた人の例です。
- テールランプの配線から電源分岐
- フロントカウル内部にLEDテープを設置
- スイッチ付きでON/OFFを手動制御
このように、手軽ながらも個性を出せるカスタムが可能です。夜間の視認性アップにも役立ちます。
まとめ:Todayの電気系カスタムは仕様を理解して安全に
ホンダTodayのヘッドライトの点灯タイミングや、カスタムライトの電源の取り出し方法は、年式や仕様によって異なります。まずは自分のTodayの仕様をしっかり確認したうえで、配線図を参考に安全なカスタムを心がけましょう。
DIYに不安がある場合は、バイクショップでの取り付けを相談するのもひとつの手です。
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