車のイカリングライトにおいて、点灯時にカメラで撮影するとLEDが下から上に移動しているように見える現象について、よく質問されます。この記事では、その原因を解説し、なぜこの現象が起きるのか、そしてメーカー側の演出なのか、または単なるカメラの特性なのかを説明します。
イカリングライトの特徴とその構造
イカリングライトは、車のヘッドライト周りに装着される装飾的なLEDライトです。通常、白色や青白い色で点灯することが多く、夜間の視認性を高めるとともに、車の外観を引き立てます。しかし、イカリングライトがカメラで撮影された際に、LEDが上下に移動しているように見える現象が時折発生します。
この現象が起こる原因として、イカリングライトに使用されるLEDが円形の配列で配置されていることが挙げられます。LEDは通常、一定のパターンで順番に点灯し、全体的に一方向に流れるような印象を与えます。これがカメラのフレームレートやシャッター速度と相まって、上下に移動しているように見えることがあります。
カメラの特性とその影響
LEDが上下に移動して見える理由の一つに、カメラのシャッター速度やフレームレートがあります。カメラで高速で動いているものを撮影すると、シャッターが開いている間に撮影された画像がズレて見えることがあります。この現象は「ローリングシャッター」と呼ばれ、特にLEDが順番に点灯するタイプのライトでは顕著に現れます。
例えば、LEDライトが円周上に配置され、順番に点灯していく場合、シャッター速度が遅ければ遅いほど、次に点灯するLEDの位置がズレて映像として表示されます。その結果、LEDが上下に動いているように見えるのです。
メーカー側の演出なのか?
多くの人が、このLEDが上下に動いて見える現象を、メーカー側の意図的な演出だと考えることがあります。しかし、実際にはカメラの特性とLEDの点灯パターンが相まって起こる現象であり、メーカー側がこの効果を意図して作り出しているわけではありません。
ただし、LEDが順番に点灯するように設計されているため、意図的に「動き」を与えたかのように見えることがあります。特に、カメラの設定や撮影角度、シャッター速度などによって、その動きが強調されることがあるため、実際の動きとは異なる印象を受けることがあるのです。
実際のカメラ撮影での例
実際に撮影した例を見てみましょう。例えば、高速で走行している車のイカリングライトを撮影した場合、カメラのフレームレートが低いと、LEDが一つずつ順番に点灯しているのが明確に視認できます。この場合、LEDの点灯がズレて見えることで、上下に動いているような錯覚を引き起こします。
さらに、カメラのシャッター速度が遅い場合、LEDの点灯位置が一方向にスムーズに流れていくのではなく、断続的に表示されるため、上下に移動しているように見えることがよくあります。
まとめ
イカリングライトのLEDが上下に移動して見える現象は、主にカメラのシャッター速度やフレームレートによる影響です。LEDが順番に点灯する仕様によって、カメラで撮影した際にその動きが強調されるため、上下に移動しているように見えます。この現象は、メーカー側の演出ではなく、カメラ特性によるものです。車を撮影する際には、シャッター速度やフレームレートを調整することで、こうした動きを最小限に抑えることができます。


コメント