電気自動車のデメリットとは?購入前に知っておきたい7つの注意点

新車

電気自動車(EV)は環境にやさしく、維持費が安いなどのメリットが注目されていますが、実際に導入するとなると気をつけるべきポイントもあります。この記事では、電気自動車の「欠点」とされる点をわかりやすく解説し、購入を検討している方が後悔しない選択をするための情報をお届けします。

1. 充電インフラの整備がまだ不十分

電気自動車はガソリン車のように数分で給油が完了するわけではありません。高速道路のサービスエリアや市街地に急速充電器が設置されつつありますが、地方では未整備な地域も少なくありません。

例えば、旅行先や出張先で急に充電が必要になっても、近くに充電設備がない場合は計画を変更せざるを得ないこともあります。日常的に長距離を走る人にとっては、まだ不安が残る点です。

2. 一回の充電で走れる距離が短い

航続距離はモデルによって異なりますが、一般的なEVの満充電での走行距離は300〜500km前後です。エアコンの使用や冬季の寒さなどで実際の走行可能距離はさらに短くなることもあります。

特に寒冷地ではバッテリーの性能が落ちるため、充電の減りが早くなりがちです。「あと100km走れる」と思っていたのに、実際はその半分だった…というケースも報告されています。

3. 本体価格が高い

EVはガソリン車と比較して本体価格が高めです。補助金制度があるとはいえ、同等の装備を持つガソリン車よりも50万円〜100万円ほど高くなることもあります。

例として、日産リーフやトヨタbZ4Xなどの人気EVは、新車で400万円以上になることが多く、購入には初期投資の覚悟が必要です。

4. 充電時間が長い

急速充電器を使っても30〜60分程度、普通充電なら6〜8時間かかることもあります。ガソリン車のように「給油してすぐ走る」ことができないのは、忙しい人や長距離ドライバーにとって不便です。

自宅に充電設備を設置しておくと便利ですが、その分の工事費用(約10万〜30万円)もかかります。

5. 中古市場の価値が下がりやすい

EVはバッテリーの劣化が避けられず、数年で走行距離や性能が落ちることがあります。中古市場ではその不安から評価が低くなりがちです。

リセールバリュー(売却時の価値)を重視する方には、慎重な検討が求められます。

6. 寒冷地ではバッテリー性能が低下

EVは気温が低くなるとバッテリーの効率が下がる傾向にあります。北海道や東北などでは「思ったより走らない」「充電しても減りが早い」といった声もあります。

ヒーターやデフロスターなどの電力消費も増えるため、寒冷地では航続距離が大きく影響を受ける点に注意が必要です。

7. 修理費や対応店舗に制限がある

EVは構造が異なるため、ガソリン車に比べて修理やメンテナンスを依頼できる店舗が限られる場合があります。専用部品や高電圧回路の扱いに専門知識が必要なため、一般的な整備工場では対応できないこともあります。

また、故障時のレッカー移動やバッテリー交換には高額な費用が発生する可能性もあるため、保証内容の確認は必須です。

まとめ:メリットとデメリットを比較して賢く選ぶ

電気自動車には環境負荷の低さやランニングコストの安さなど多くの魅力がありますが、今回紹介したようにいくつかのデメリットも存在します。

充電設備の有無、走行スタイル、住んでいる地域の気候などを考慮し、自分に合った選択をすることが大切です。これからEVを検討している方は、今回の注意点を参考に後悔のない購入判断をしましょう。

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