ホンダ・スーパーカブJA07型は、多くのオーナーがカスタムや整備を行う人気車種の一つです。とくにリアサスペンションの取り付けボルトに関しては、キャリア交換やサス交換時にサイズを正しく把握しておくことが重要です。本記事では、JA07およびJA07プロのリアサス固定ボルトについて、サイズの実例を交えながら詳しく解説します。
JA07のリアサス固定ボルトのサイズは?
結論から言うと、JA07のリアサスペンション(リアショックアブソーバー)を固定しているボルトサイズは、M10×P1.25が使用されています。このピッチは「細目ネジ(ファインピッチ)」と呼ばれるもので、一般的なM10の標準ピッチ(P=1.5)とは異なります。
特に代替ボルトやナットを購入する際には、細目ピッチであることを必ず確認しましょう。標準ピッチのナットを無理にねじ込むとネジ山を破損する恐れがあります。
なぜP1.25なのか?二輪車における使用例
バイクのサスペンション固定部など、強度や振動への耐性が求められる部分では、ボルトが緩みにくい「細目ネジ(P=1.25やP=1.0など)」が採用される傾向があります。特にホンダ車では、リアサスやフレーム周辺で細目ピッチの使用例が多く見られます。
これはネジの山が密である分、緩みにくく、またトルクの伝達効率も良いため、高い信頼性が求められる場所に選ばれます。
リアキャリア下のボルトと共用されているケース
JA07型の多くは、リアキャリア(荷台)の取り付け部がリアサスペンションと共締めになっているため、リアキャリアを取り外す際にもこのボルトを一度外す必要があります。
ボルトサイズが合っていないと、リアキャリアの装着に不具合が出たり、サスペンションの締結力が落ちることで走行中の安全性に関わる可能性もあるため、ボルトサイズの把握は必須です。
ボルト交換時の注意点とおすすめ商品
もし純正ボルトを紛失したり、腐食などで交換する場合には、以下の点を確認してください。
- M10のP1.25ピッチであること
- ボルト長さ(純正は約45mm~50mmが多い)
- 強度区分は8.8以上を推奨
ホームセンターなどでは「P1.5」が主流なので、バイク用品店やネットショップで「M10 P1.25 ボルト」で検索する方が確実です。ステンレス製やクロモリ製など高強度のボルトも選択肢に入れておくと安心です。
よくある質問:JA07プロも同じサイズ?
JA07プロモデルも基本的に同じM10×P1.25のボルトが使われています。構造的にはリアフレームやサスペンション取り付け部に大きな違いはなく、リアキャリアとの共締め構造も同様です。
ただし、稀に年式やカスタム車両で異なるサイズが使われている場合があるため、ボルト径やピッチゲージで実測確認を行うのがベストです。
まとめ:リアサスボルトはM10×P1.25で確定。ただし要確認
ホンダ・スーパーカブJA07およびJA07プロのリアサスペンションを固定するボルトは、M10×P1.25であるのが一般的です。ただし、車両の個体差やカスタムの影響があるため、作業前には念のため現物確認をすることをおすすめします。
正しいサイズのボルトを使用することで、安全性と走行性能を確保し、安心して整備やカスタムを楽しみましょう。
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