ヤマハの人気ネイキッドバイク「MT-25」は、そのスタイリッシュなデザインと取り回しやすさから、初心者からベテランまで幅広く支持されています。中古市場でも人気が高く、価格にばらつきが見られるのが特徴です。この記事では、MT-25の中古価格の相場や、カスタムパーツの有無による価格の違いについて解説します。
MT-25の中古価格相場の目安
2024年時点での中古バイク市場におけるMT-25の価格帯は以下のようになっています。
- 走行距離1万km以下・ノーマル車:45万〜55万円
- 走行距離1万〜2万km・多少のカスタムあり:50万〜60万円
- フルカスタム・低走行・美車:60万〜70万円台もあり
このように、走行距離や外装状態、装備によって価格が大きく異なるため、単純な価格比較だけでは妥当かどうかは判断できません。
カスタムパーツが価格に与える影響
MT-25はアフターパーツが豊富な車種で、社外マフラーやスクリーン、ETC、グリップヒーター、USB電源、フェンダーレスなど、多種多様なカスタムが可能です。
例えば、以下のような装備が追加されていると中古価格は跳ね上がる傾向があります。
- ヨシムラ・アクラポビッチなどのブランドマフラー:約5万〜10万円分
- 純正オプションのサイドスライダー・タンクパッドなど:約1万〜2万円分
- ETC車載器(セットアップ済):約2万〜3万円分
こういった装備が含まれている場合、60万円という価格は決して高すぎるとは言えません。
同条件での比較事例
実際に中古バイク販売サイトでの事例をいくつか挙げてみましょう。
- 2021年式 MT-25/走行距離6,000km/フルノーマル:54万円(税込)
- 2020年式 MT-25/走行距離8,000km/社外マフラー・ETC付き:59.8万円(税込)
- 2019年式 MT-25/走行距離3,500km/カスタム多数(スクリーン・グリップヒーター・スマホホルダー):62万円(税込)
このように、状態が良く装備が充実していれば、60万円を超える車両も珍しくありません。
購入価格の妥当性を判断するポイント
価格の妥当性を見極めるためには、以下のポイントを押さえることが大切です。
- 走行距離が1万km以内か
- 修復歴・転倒歴がないか
- 消耗品(タイヤ・ブレーキパッド・チェーンなど)の残量
- カスタムパーツの内容と工賃込みの価値
- 販売店の保証・整備内容
特にカスタム内容は、後付けで揃えると費用がかかるため、好みに合う装備であれば大きなメリットです。
まとめ:60万円でも内容次第では“アリ”
MT-25の中古価格は、状態や装備、年式によって幅があります。単純に「高い・安い」で判断するのではなく、装備内容・整備状況・販売店の信頼性を含めて総合的に見極めることが大切です。
もし60万円のMT-25に多数の有益なカスタムパーツが付属しているのであれば、それは十分妥当な価格といえるでしょう。購入を迷っている方は、装備の内容と市場相場を比較しながら、納得のいく1台を選んでください。
コメント