トヨタRAV4はそのスタイリッシュなデザインとSUVとしての実用性で人気の高い車種ですが、購入や使用に際して「車高」に関する疑問を持つ方は少なくありません。特に立体駐車場や車庫に入るかどうかなど、実用面での不安を解消するためには、車高の具体的な数値だけでなく、車体のどの部分が最も高いのかを理解しておくことが重要です。
RAV4の車高スペックとは
現行型のRAV4(2023年モデル・ガソリン/ハイブリッドモデル共通)は、メーカー公称値で全高が「1685mm」となっています。この数値は、地面からルーフの上部までの高さを指しますが、実際の最も高いポイントとは異なる場合があります。
装備グレードやオプションにより、車高が若干前後することもあります。たとえば、アドベンチャーグレードではルーフレールが標準装備されており、このルーフレールが全高を超える場合があります。
一番高い箇所はどこ?サイドレールに注目
車両の高さで最も高い箇所となることが多いのが、「ルーフレール(サイドレール)」です。ルーフレールとは、車体の屋根に取り付けられているバー状のパーツで、キャリアやボックスを取り付ける際に使用されます。
このルーフレールは、通常のルーフ面よりも数センチ高い位置にあるため、実際の最高地点はこのルーフレールの頂点となります。RAV4では、ルーフレール込みの高さが約1705mm前後になる場合もあるため、特に駐車場の高さ制限(たとえば1700mmなど)を気にする方は注意が必要です。
ルーフレール付きと無しでどれくらい違う?
ルーフレールがないグレード(Xグレードなど)の場合は、メーカー公称値の1685mmがそのまま最高地点となるケースが多いです。一方、ルーフレールが装備されたグレードでは、+15〜20mm程度高くなる可能性があります。
以下は実例です:
- RAV4 X(ルーフレール無し):1685mm
- RAV4 Adventure(ルーフレール有):約1700〜1705mm
この差があることで、ギリギリ1700mmの制限がある駐車場には入庫できない場合があります。
キャリア装着時の注意点
さらに注意したいのが、ルーフキャリアやボックスを取り付けた場合です。キャリアベース+ボックスの高さによっては、1800mmを超えることもあり、立体駐車場や屋根付き車庫では完全にアウトになる可能性もあります。
そのため、購入前や装備品を追加する前には、必ず入庫予定の駐車場の高さ制限を確認しましょう。
立体駐車場利用者はどうする?
立体駐車場の制限は施設により異なりますが、1550mm、1700mm、1750mmがよくある高さ制限です。RAV4の大多数のグレードはこれらを超える可能性が高いため、平置きタイプや屋外駐車場を選ぶのが現実的です。
どうしても立体駐車場を使いたい場合は、ルーフレールのないXグレードなどを選ぶことでリスクを下げることができます。
まとめ:RAV4の車高を正確に理解して快適なカーライフを
RAV4の車高は公称1685mmですが、実際に最も高い箇所はルーフレールの頂点となり、場合によっては1705mm前後になる可能性があります。グレードや装備の違い、さらにはキャリア装着によって高さが変動するため、駐車場環境に合わせた選択が大切です。
駐車環境に不安がある場合は、購入前に実車を測定するか、ディーラーで詳細な寸法を確認することをおすすめします。
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