リアキャリパーをスイングアーム下側に取り付ける際のデメリットと注意点

カスタマイズ

バイクのカスタムにおいて、リアキャリパーをスイングアーム下側に取り付ける場合、さまざまな要素が関わってきます。特に純正では上側に取り付けられているキャリパーを下側に変更することで発生するデメリットについて詳しく解説します。

リアキャリパーの取り付け位置変更の一般的な理由

リアキャリパーの取り付け位置を変更するカスタムは、見た目や性能向上を狙ったものが多いです。特にスイングアーム下側に取り付けることで、ブレーキ性能の向上を目指すことがありますが、この変更にはいくつかの注意点があります。

下側に取り付けることで、ブレーキの取り付け角度やホースの配置が変更されるため、細かな調整が求められます。

デメリットその1: ゴミや汚れの堆積

スイングアーム下側に取り付ける場合、走行中に路面のゴミや水分がキャリパー周辺に集まりやすくなります。これがブレーキ性能に悪影響を与える可能性があり、特に湿気や泥が多い道路では注意が必要です。

定期的に清掃を行うことが求められるため、メンテナンスが増える点はデメリットと言えます。

デメリットその2: ブレーキパーツの制約

キャリパーを下側に取り付けることによって、ブレーキブラケットやその他のパーツが制約を受けることがあります。特に純正で設計された部品を流用する場合、強度やフィット感に問題が生じる可能性があります。

そのため、パーツの交換や新たにカスタムパーツを作成する必要が生じることがあります。

デメリットその3: ホースの長さと配置

ホースの長さや配置が変更されることによって、ブレーキフルードの流れが変わり、性能に影響を与える可能性もあります。ホースを新たに交換する必要がある場合、その取り回しにも注意が必要です。

特に、ホースが不適切に配置されると、走行中のブレーキパフォーマンスに影響が出ることがあるため、慎重な取り付けが求められます。

デメリットその4: モディファイによるバランスの崩れ

リアキャリパーを下側に変更することで、車両全体の重量バランスが崩れることがあります。これが走行安定性やハンドリングに影響を与えることがあるため、カスタム後の走行テストは必須です。

特にスピードやコーナリング時にバイクの挙動に変化が生じる可能性があるため、カスタム後のフィーリングを確かめることが重要です。

まとめ

リアキャリパーをスイングアーム下側に取り付けることには、ブレーキ性能や見た目にメリットがある一方で、ゴミや汚れの堆積、ブレーキパーツの制約、ホースの長さや配置の変更による問題、そして車両バランスの変化など、さまざまなデメリットも存在します。

カスタムを行う際には、これらのデメリットを考慮し、必要な対策を講じた上で、安全に楽しむことが重要です。

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