アドレスV125Sでアイドリング不安定やエンスト症状が出る原因と対策まとめ

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アドレスV125Sで走行中にエンジンが止まる、FIランプ点滅、アイドリング不安定といった症状は、複数の原因が複合して起きている可能性があります。本記事では、こうしたトラブルの原因と、考えられる修理ポイントについて詳しく解説します。

FIランプ3回点滅の意味と初期対応

スズキのFIランプの3回点滅は、一般的にスロットルポジションセンサー(TPS)やアイドリング制御系の不調を示していることがあります。バッテリーやレギュレーター交換後にランプが消えた場合でも、根本的な電子制御の異常が残っている可能性もあります。

一時的にランプが消えても安心せず、エラーコードの履歴が残っているか、バイクショップで診断機にかけてもらうのがおすすめです。

アイドリングが弱い原因とは?

走行後や停車中にアイドリングが不安定になる場合、以下のようなパーツやシステムの不具合が考えられます。

  • スロットルボディの汚れ(特にアイドルエアバルブ)
  • 燃料噴射装置(インジェクター)のつまり
  • エアフィルターの目詰まり
  • 吸気センサー(IAT)やO2センサーの故障

実際に、エアクリーナーが劣化していた例や、スロットルボディを清掃しただけで改善したケースもあります。

インジェクション車の弱点と保守ポイント

アドレスV125SはFI(フューエルインジェクション)システムを採用しています。このタイプの車両では、燃料の供給や空気の流入がセンサーとECU(電子制御ユニット)で厳密に制御されているため、小さなセンサー異常や配線トラブルでも不調が出やすくなります。

カプラー(コネクタ)部分の接触不良やハーネスの断線も疑うべき要因です。特に、湿気や経年劣化によって端子の腐食が起きることがあります。

実際の整備例:この作業で改善した!

同様の症状が出たオーナーの中には、以下のような作業で改善した例があります。

  • スロットルボディ洗浄(キャブクリーナーなどを使用)
  • インジェクターの超音波洗浄
  • 燃料ポンプの交換
  • アイドルスクリューの調整

特にスロットルボディやインジェクターは10年以上無整備であれば、清掃だけでも劇的に変化が現れることがあります。

点検・修理の優先順位

費用対効果と故障確率を考慮した修理・点検の優先順位は以下の通りです。

  1. エアクリーナーの状態確認・交換
  2. スロットルボディの清掃
  3. インジェクターの詰まり確認
  4. カプラーや配線のチェック
  5. アイドリング調整(ショップでECU診断が必要)

特にDIYが不安な場合は、整備工場に「スロットルボディとインジェクターの清掃」を依頼すると良いでしょう。

まとめ:点検・清掃で本来の性能を取り戻そう

アドレスV125Sのアイドリング不安定は、スロットル系の汚れやセンサーの異常が原因であるケースが多くあります。走行に支障があるまえに、基本的な吸気・燃料系の点検と清掃から着手することで、費用を抑えて症状改善が見込めます。

放置せず、まずは手の届く点検から始めてみましょう。

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