エイプ50のリアサスペンション交換:純正長とローダウンについて
ホンダのエイプ50は、カスタムベースとしても人気の高い原付バイクです。リアサスペンションの交換は、乗り心地の改善やローダウンカスタムの定番メニューの一つです。この記事では、エイプ50の純正リアサスペンションの長さと、ローダウンカスタムについて解説します。
エイプ50の純正リアサスペンションの長さ
ホンダ エイプ50に標準で装着されている純正リアサスペンションの自由長(取り付け穴中心間の距離)は、約263mm です。(※モデルや年式により若干の差異がある可能性もございますが、一般的にこの長さが基準とされています。)
この純正サスペンションは、エイプ50の標準的な乗り心地、操作性、安定性のバランスを考慮して設計されており、日常の街乗りなどに適しています。
ローダウンのためのサスペンション選び
車高を下げる(ローダウンする)ことで、見た目をスタイリッシュにしたり、足つき性を向上させたりすることができます。そのためには、純正(約263mm)よりも短いリアサスペンションへの交換が必要です。
どのくらい車高を下げたいかによって選ぶサスペンションの長さが変わってきます。例えば、純正よりも20mm~30mm程度短いサスペンションに交換するのが比較的ポピュラーなローダウンカスタムです。以下は、エイプ50のローダウンに適したサスペンションの選択肢例です。
- キタコ製 リアショックアブソーバー: キタコからは、様々な長さや性能のリアショックアブソーバーが販売されています。純正長に近いものから、ローダウンに適した短いモデル(例:約260mm、約240mmなど ※製品ラインナップをご確認ください)まで選択肢があります。
- Gクラフト製 リアサスペンション: 高品質なカスタムパーツで知られるGクラフトからも、エイプ50用のサスペンションが提供されています。性能や耐久性にこだわりたい方におすすめです。ローダウンに適した長さの製品もラインナップされている場合があります。
- SP武川製 リアショックアブソーバー: SP武川(タケガワ)もエイプ50用カスタムパーツを豊富に扱っており、リアサスペンションも人気です。車高調整機能付きのモデルを選べば、好みに合わせて微調整が可能です。減衰力調整機能付きのモデルなら、乗り心地のセッティングも楽しめます。
ローダウンする際の注意点
リアサスペンションを交換して車高を下げる際には、いくつか注意点があります。
- 最低地上高の低下: 車高が下がるということは、エンジン下部やマフラーなどが地面に近づくということです。路面の段差や縁石、コーナーでのバンク時に路面と干渉しやすくなるため、運転にはより注意が必要です。極端なローダウンは走行に支障をきたす場合があります。
- 乗り心地の変化: 一般的に、短いサスペンションはストローク量も短くなる傾向があり、路面からの衝撃を吸収しきれず、乗り心地が悪化することがあります。品質の良いサスペンションを選ぶことが重要です。
- チェーンの調整: リアサスペンションの長さが変わると、スイングアームの角度も変わるため、ドライブチェーンの張りが変化します。交換後は必ず適切な張りに調整し直してください。
- サイドスタンド: 車高が下がると、純正のサイドスタンドでは車体が立ちすぎてしまい、不安定になったり倒れやすくなったりします。ショートタイプのサイドスタンドへの交換や、純正スタンドの加工が必要になる場合があります。
- フロントとのバランス: リアだけを極端に下げると、車体姿勢が後ろ下がりになり、キャスター角が寝てハンドリング特性が変わることがあります。フロントフォークの突き出し量調整などでバランスを取ることも考慮しましょう。
まとめ
エイプ50の純正リアサスペンションの長さは約263mmです。ローダウンカスタムを行う場合は、この純正長を基準に、目的に合った長さの社外サスペンションを選びましょう。キタコ、Gクラフト、SP武川などの信頼できるメーカーから様々な製品が販売されています。
サスペンション交換は見た目や乗り味に大きく影響するカスタムですが、安全性に関わる重要なパーツでもあります。交換に伴う注意点をよく理解し、必要に応じてチェーン調整やサイドスタンド交換なども行い、安全で楽しいバイクライフを送りましょう。
コメント
エイプ50の純正リヤサスペンションの長さは330mmと記載がありますが263mmの間違いだと思います。
ご指摘いただき、誠にありがとうございます。
確認いたしましたところ、ご指摘の通りエイプ50の純正リアサスペンション長は一般的に約263mm(または260mm~265mmの範囲)です。記事に記載の「330mm」は誤りでした。大変申し訳ございません。
他の車種の数値と混同していた可能性がございます。貴重なご指摘に感謝いたします。