バイクの免許を取得すると、免許証にどの種類のバイクを運転できるかが表示されます。今回は、普通自動二輪(普自二)と小型二輪(原付2種)の違いについて、特に免許証上の表示に焦点を当てて解説します。また、小型二輪の教習を受けたのに、免許証には『普自二』と書かれている場合についても詳しく説明します。
普通自動二輪と小型二輪の違いとは?
まず、普通自動二輪と小型二輪の違いを確認しましょう。普通自動二輪は、排気量400cc以下のバイクを運転できる免許です。一方で、小型二輪(原付2種)は、排気量125cc以下のバイクを運転できる免許となります。免許の範囲が異なるため、運転できる車両の排気量も違ってきます。
ただし、免許証の表示に関しては少し混乱が生じやすく、特に免許を取得した段階や教習内容に基づく表示に違いが出ることがあります。
免許証の表示に関して:普自二と書かれている理由
小型二輪免許を取得した場合でも、免許証には『普通自動二輪』や『普自二』と記載されることがあります。これは、法律上の分類として『普通自動二輪』が小型二輪を含んでいるためです。つまり、普通自動二輪免許には小型二輪が含まれているため、免許証に「普自二」と書かれていても、必ずしも250cc以上のバイクを運転できるわけではありません。
小型二輪免許を取得した場合、運転できるのは排気量125ccまでのバイクに限られます。しかし、免許証の表示上は普通自動二輪と書かれているため、この点に関して誤解しないように注意が必要です。
小型二輪の教習で250cc以上のバイクを運転できるのか?
質問のように、小型二輪の教習しか受けていない場合、免許証の表示が『普自二』であっても、250cc以上のバイクを運転することはできません。法律的には、教習内容によって運転できる車両の範囲が決まっているため、125cc以上のバイクを運転するためには別途、普通自動二輪免許の教習を受ける必要があります。
つまり、免許証に書かれた『普自二』という表示が、運転できる範囲を示しているわけではなく、取得した免許の範囲に応じて運転可能な車両が決まるということです。
免許証の裏面を確認しよう
免許証の表示に関してさらに確認するために、免許証の裏面を確認することをお勧めします。小型二輪免許を取得した場合、免許証の裏面に「小型限定」と記載されていることが多く、これが125cc以下のバイクしか運転できないことを示しています。この記載がある限り、250cc以上のバイクを運転することはできません。
まとめ
普通自動二輪(普自二)と小型二輪の免許証の表示については、表示上は同じ『普自二』と書かれていても、運転できるバイクの排気量に制限があります。小型二輪の教習を受けた場合、免許証の裏面に「小型限定」と記載されるため、この点を確認することが重要です。免許の表示に関して不明な点がある場合は、教習所や運転免許センターでの確認をお勧めします。
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