ユーザー車検は、自分で車検を受けたい方にとってコストを抑えられる便利な選択肢です。しかし、定期点検が未実施の場合でもユーザー車検を受験できるのか、疑問を抱く方も多いでしょう。本記事では、定期点検を未実施の状態でのユーザー車検の受験可否や、後日点検を実施する場合の注意点について解説します。
定期点検未実施でもユーザー車検は可能か?
結論から言うと、定期点検未実施でもユーザー車検を受験することは可能です。車検場では、車両が法律で定められた基準に適合しているかを確認する検査が行われますが、定期点検記録簿の提示は必須ではありません。
ただし、以下の点に注意してください。
- 点検は義務:車検は車両が適合していることを確認する場ですが、点検そのものは法律で義務付けられています。
- 点検未実施のリスク:定期点検を実施していない場合、車両の不具合に気付かず、車検に不合格となる可能性があります。
後日定期点検を実施する場合の流れ
車検通過後に定期点検を実施することも可能ですが、以下の流れを守ることをおすすめします。
1. 車検通過後に点検を予約
車検が完了したら、早めに点検を実施するために整備工場やディーラーへ予約を入れましょう。点検の実施内容は「24か月点検整備」に該当します。
2. 点検記録簿の保管
定期点検を受けた際には、点検記録簿を必ず受け取り、保管してください。この記録簿は車両の安全性を示す重要な書類です。
3. 必要に応じて整備を実施
点検で問題が見つかった場合は、整備を実施して車両を安全な状態に保ちましょう。
定期点検未実施で車検を受ける際の注意点
定期点検未実施で車検を受ける場合、以下の点を特に意識することが重要です。
- 車両状態の確認:ブレーキ、ランプ類、タイヤの状態など、車検の基準に合っているか自己点検を行いましょう。
- 予備検査場の活用:不安な場合は予備検査場で事前に点検を受けておくと安心です。
- 車検場での再検査のリスク:基準に適合していない場合、再検査が必要になるため、無駄な手間と時間がかかることもあります。
まとめ
定期点検が未実施でもユーザー車検を受験することは可能です。ただし、点検は法律で義務付けられているため、後日速やかに実施することをおすすめします。また、車検前に自己点検や予備検査を活用することで、スムーズに車検を通過できる可能性が高まります。
この記事を参考に、安全で効率的なユーザー車検を目指しましょう。
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