スーパーカブのカスタムは、バーハンドル化などのシンプルな変更から本格的な改造まで多岐にわたります。特にバーハンドル化は人気のカスタムの一つですが、その際に重要なのが配線の取り回しです。この記事では、スーパーカブのバーハンドル化に必要な配線作業について詳しく解説します。
1. バーハンドル化の基本的な手順
スーパーカブをバーハンドル化する際、まず最初にハンドルの交換が必要です。この作業により、元々のハンドルに付いていたパーツ(スイッチやライトの配線など)を新しいハンドルに移設することになります。バーハンドルに交換することで、ハンドルの取り回しやライディングポジションが改善され、より快適な運転が可能になります。
次に、ハンドル交換後に問題となるのが配線作業です。ライトの配線やスイッチ、ウィンカーの配線が適切に取り付けられるようにする必要があります。
2. ライト配線の変更方法
ライトの配線については、基本的に元の配線をそのまま利用することが可能ですが、バーハンドル化に伴い、配線が不足したり、長さが足りなかったりすることがあります。その場合、配線を延長する必要があります。
具体的には、元のライトの配線を抜き、新しいライトの端子に接続するだけで基本的な接続は完了します。しかし、接続部に「キボシ」と呼ばれる端子を使用することが一般的です。キボシ端子は、配線をしっかりと接続するために必要で、簡単に取り外しができるため、メンテナンス時にも便利です。
3. キボシ端子を使う理由
キボシ端子を使う理由は、配線が簡単に脱着できるためです。特にバーハンドル化を行った場合、配線が長くなることや、配線が新しい部品に接続し直されるため、キボシ端子を使っておくと、後の作業やメンテナンスが非常に楽になります。
また、キボシ端子は電気的な接触が良好で、配線が外れにくく、しっかりと電流が流れるため、信頼性も高いのが特徴です。さらに、防水性のあるタイプを選ぶと、雨天時や湿気の多い環境でも安心して使用できます。
4. 配線作業の注意点
配線作業を行う際は、まずバッテリーのマイナス端子を外してから作業を始めましょう。これにより、誤ってショートを防ぐことができます。また、配線を取り扱う際は、適切な道具を使用し、配線がしっかりと固定されているかを確認してください。
配線が緩んでいると、走行中に接触不良を起こしたり、ライトが点灯しなくなったりすることがありますので、十分な注意が必要です。また、配線を移動させる際には、配線が擦れたり、断線したりしないように、配線を整理することも重要です。
5. まとめ
スーパーカブのバーハンドル化は、見た目の変更だけでなく、ライディングポジションや操作性にも大きな影響を与えるカスタムです。しかし、バーハンドル化に伴う配線作業には慎重さが求められます。特にライトの配線を新しく取り付ける場合は、元の配線を抜いて新しいライトに接続するだけでなく、「キボシ端子」を使ってしっかりと接続することが重要です。
配線がしっかりと固定され、メンテナンスもしやすい状態でカスタムを進めることで、安全で快適なライディングが楽しめるようになります。ぜひ、この記事を参考にして、スーパーカブのカスタム作業を進めてください。
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