バイクのバッテリー上がりは、多くのライダーにとって避けたいトラブルの一つです。特に、PCX125のようなスクーターは電子制御システムを搭載しており、長期間放置するとバッテリーが上がる可能性があります。今回は、PCX125を2週間以上放置した場合のバッテリー上がりのリスクと対策について解説します。
バイクのバッテリーは何週間で上がる?
1. PCX125のバッテリー特性
PCX125には12Vの鉛バッテリーが搭載されており、電子制御システムがわずかに電力を消費し続けます。そのため、完全に放置しておくとバッテリーが徐々に放電していきます。
2. 2週間放置した場合
PCX125を2週間程度放置しただけでは、バッテリーが完全に上がる可能性は低いですが、気温やバッテリーの状態によってはセルが回らなくなることがあります。特に、冬場の低温環境ではバッテリーの電圧が下がりやすく、エンジンがかかりにくくなる可能性があります。
3. 何週間放置すると危険?
一般的には、3~4週間以上放置するとバッテリー上がりのリスクが高まるとされています。バッテリーの寿命や放置する環境によって異なりますが、1ヶ月以上放置すると確実に電圧が低下し、セルが回らなくなる可能性があります。
バッテリー上がりを防ぐための対策
1. 定期的にエンジンをかける
可能であれば、1週間に1回はエンジンをかけて10~15分アイドリングするか、短時間でも走行することでバッテリーの充電が可能です。
2. バッテリーを外す
長期間乗らない場合は、バッテリーのマイナス端子を外すことで電力消費を防ぐことができます。ただし、PCX125はシートを開けるためにバッテリーが必要なため、外す際は注意が必要です。
3. バッテリー充電器を活用
駐車場にコンセントがある場合は、バッテリー充電器(トリクル充電器)を使用すると放電を防ぎ、バッテリーを健康な状態に保てます。
バッテリーが上がってしまった場合の対処法
1. ジャンプスタートを試す
バイク用のジャンプスターターや、車のバッテリーを使ってジャンプスタートすることでエンジンをかけることができます。ただし、バイクと車の電圧が異なる場合があるため注意が必要です。
2. バッテリーを充電する
充電器を使ってバッテリーを充電すれば、再び使用できる場合があります。バッテリーの劣化が進んでいない場合は、この方法が有効です。
3. バッテリーを交換する
バッテリーが完全に劣化している場合は、新しいものに交換する必要があります。PCX125のバッテリー交換は比較的簡単ですが、型番に注意して購入しましょう。
まとめ
PCX125を2週間放置するだけでバッテリーが上がる可能性は低いですが、3~4週間以上放置するとバッテリーが上がるリスクが高まります。エンジンを定期的にかけたり、バッテリー充電器を使ったりすることで、バッテリー上がりを防ぐことができます。万が一バッテリーが上がった場合は、ジャンプスタートや充電で対応し、それでもダメなら交換を検討しましょう。
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