夏場のドライブでは、日差しが強く車内での日焼けが気になるという方も多いでしょう。特に顔や腕の紫外線対策として、スポーツ用のサンバイザーを使いたいという方もいますが、運転中に身につけても違反にはならないのでしょうか?この記事では、運転中のサンバイザー着用の法的な扱いや、安全な日焼け対策グッズについて解説します。
テニス用サンバイザーを着けて運転するのは違反?
まず結論から言うと、顔に装着するタイプのサンバイザー(帽子型)は、基本的に交通違反には該当しません。ただし、運転に支障が出るような視界を遮る形状やサイズである場合は、道路交通法の「安全運転義務違反」に問われる可能性があります。
特に注意すべき点は、バイザーのひさし部分が視界に大きくかかる、あるいは顔を大きく覆ってしまうタイプです。これにより信号や歩行者、自転車の確認が遅れると事故の原因になりかねません。
窓のサンシェードとの違い
顔につけるバイザーと異なり、窓に取り付けるサンシェードは運転中に使用すること自体が原則として違反行為となります。これは、運転中に視界を妨げる行為として明確に禁じられているためです。
特に前面ガラスや運転席側・助手席側の窓にサンシェードやスモークフィルムを貼り付ける行為は、「視界不良による整備不良車」として検挙対象となる可能性があります。
安全に使える日焼け対策グッズの選び方
では、違反にならず安全に日焼け対策をするにはどうすれば良いのでしょうか。以下に、運転中でも使えるおすすめグッズをいくつか紹介します。
- UVカットサングラス:まぶしさを防ぎつつ、紫外線から目元を守れる。安全運転の観点からも推奨される。
- アームカバー:ハンドルを握る腕の日焼け防止に効果的。通気性のあるメッシュ素材のものが人気。
- UVカットフェイスマスク:鼻から下を覆うタイプで、視界を妨げないデザインを選べば違反にはなりません。
- フロントガラスの上部UVカットフィルム:視界を確保しながら日差しを抑える施工済みのものなら合法です。
これらのグッズを活用することで、違反にならずに紫外線対策が可能です。
実際の違反例と取り締まりの可能性
サンバイザーやフェイスマスクが原因で検挙されたという明確な事例は少ないものの、視界不良や注意義務違反が原因で事故につながった場合には、後から責任を問われる可能性があります。
そのため、安全第一の観点からは「視界を妨げない範囲で使う」「走行中ではなく停車中に使用する」といった工夫が求められます。日焼けを防ぐことと安全運転の両立が重要です。
まとめ:日焼け対策は“視界”と“安全性”が鍵
テニス用などのサンバイザーを運転中に着用すること自体は交通違反には該当しませんが、視界を遮るような大きさや形状のものは避けるべきです。窓用のサンシェードは走行中に使用すると違反となるため注意しましょう。
安全かつ効果的な日焼け対策としては、UVカットサングラスやアームカバー、フェイスマスクの活用がおすすめです。暑い季節のドライブを快適かつ安全に楽しむために、正しい知識とアイテムを取り入れていきましょう。
コメント