スーパーカブ C50のボアアップとカムシャフトの交換:C90カム流用の可否とポイント

カスタマイズ

スーパーカブ C50のパフォーマンスを向上させるために、ボアアップとカムシャフトの交換を考えているライダーも多いでしょう。特に、中華製のボアアップキットを使用してC50のエンジンを強化しようとする場合、カムシャフトの選定が重要なポイントになります。C50にC90のカムを流用できるのか、またその効果や注意点について詳しく解説します。

ボアアップとカムシャフトの役割

ボアアップとは、エンジンの排気量を大きくすることを指し、これにより出力が増加します。特に、スーパーカブ C50の場合、排気量を増やすことで走行性能が向上し、より快適に走行できるようになります。しかし、ボアアップに伴い、エンジンのバランスを保つためにカムシャフトの交換も検討する必要があります。

カムシャフトは、エンジンのバルブの開閉タイミングを制御する重要なパーツです。カムシャフトを交換することで、エンジンのパフォーマンスをさらに引き上げることができます。ハイカムに交換することで、より高回転域での性能が向上し、ボアアップと相まって走行性能が格段にアップします。

C50にC90のカムを流用する際のポイント

C50にC90のカムを流用することは可能ですが、いくつかの注意点があります。C90のカムはC50よりも高回転域を意識した設計になっており、ボアアップと組み合わせることで相性が良くなる場合があります。しかし、流用する際は、C90用のカムがC50エンジンに適合するかどうかを確認する必要があります。

具体的には、カムシャフトの長さやピッチ、カムの角度などが異なる場合があるため、単純にポン付けで取り付けることはできない場合があります。カムを流用する前に、適切な調整や確認を行うことが重要です。

キタコのフルセットキットとの比較

キタコなどのフルセットのボアアップキットは、エンジンの性能向上を計画的に実現できるパーツを一式で提供しています。これに対して、中華製のボアアップキットとカムシャフトを組み合わせてカスタムする方法は、確かにコストを抑えることができますが、その分、適切なパーツ選びと調整が求められます。

キタコのフルセットは、パーツ同士の相性が最適化されており、簡単にパフォーマンスアップが可能です。対して、流用カムの場合は、適切な調整や補正が必要になることがあるため、技術的に挑戦が伴います。

流用時のリスクと注意点

流用カムを選ぶ際には、リスクもあります。特に、純正パーツと互換性がない場合、取り付け不良やバランスの崩れが起こる可能性があります。また、カムシャフトのタイミングが適切でないと、エンジンの性能が低下したり、燃費が悪化したりすることもあります。

流用に挑戦する場合は、専門的な知識を持ったメカニックに相談することが推奨されます。また、カムシャフトの交換後は、適切な調整や試運転を行ってエンジンの状態を確認することが重要です。

まとめ

C50にC90のカムを流用することは可能ですが、カムの適合性やエンジンのバランスに注意する必要があります。中華製のボアアップキットとカムを組み合わせることでコストを抑えることができますが、キタコのフルセットのように、パーツ同士の相性が最適化されたキットを選ぶことで、より安全に性能を向上させることができます。

流用カムを選ぶ際は、リスクを理解し、適切な調整や確認を行うことが大切です。自分の目的や予算に合わせて、どちらの方法が最適かを検討しましょう。

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