トヨタ・ルーミーは日常使いに便利なコンパクトカーとして人気を集めていますが、ユーザーからよくある質問のひとつが「エンジンを切ったら自動でドアミラー(サイドミラー)を閉じる設定はできるのか?」というものです。見た目のスマートさや駐車時の安全面から、自動格納機能は非常に便利な装備です。本記事では、新車ルーミーでの自動格納ミラーの設定方法や必要な条件について解説します。
ルーミーに自動格納ドアミラーは標準装備されている?
現行型(2020年以降)のルーミーには、グレードやオプションによって「電動格納式リモコンドアミラー」は標準装備されています。しかし、ドアロック連動の自動格納機能は初期設定では無効になっている場合が多く、自分で設定変更するか、販売店での対応が必要となります。
また、一部のグレードではこの機能がメーカーオプション、もしくはディーラーオプション(用品)扱いとなっているため、装着状況を確認することが大切です。
エンジン停止=自動格納ではなく「ドアロック連動」で動作
一般的に「エンジンを切るとミラーが閉じる」と思われがちですが、実際の動作は「ドアロック操作」と連動しているケースがほとんどです。つまり、スマートキーで施錠したタイミングでミラーが自動的に格納され、開錠時に開くという仕組みです。
この仕様はルーミーも同様で、エンジン停止だけではミラーは格納されず、あくまで「施錠」がトリガーになります。
設定方法①:車両のカスタマイズ機能から変更
ルーミーには車両設定を変更できる「マルチインフォメーションディスプレイ(MID)」が搭載されており、以下の手順で設定できます。
- エンジンをONにする(アクセサリーモードでも可)
- ステアリングの「◀▶」ボタンで「設定(歯車マーク)」を選択
- 「ドアミラー自動格納設定」または類似名称をONにする
- 設定完了後、施錠時にミラーが自動格納されるようになります
※設定項目の名称や表示方法は年式・グレードにより若干異なります。
設定方法②:ディーラーでのカスタマイズ
一部車両では、上記の手順では設定できず、ディーラーで「カスタマイズ機能の初期化または再設定」が必要になることがあります。所要時間は10分程度、費用は無料〜数千円程度が相場です。
さらに便利にするために、ドアロック連動タイプの社外オートリトラクタブルキットを取り付けるオーナーも増えています。これはミラー開閉をドアロックと完全連動させる装置で、工賃込み1万円前後で装着できます。
実例:ユーザーによる設定と体験談
2023年式ルーミーGグレードのオーナーは、納車時に自動格納が作動しないことに気づき、MIDで設定をONに変更したことで、ドアロック連動でミラーが開閉するようになったと話します。
別のユーザーは、Xグレードで設定項目が見つからず、ディーラーで無料設定してもらったとのこと。年式や装備内容により対応が異なるため、取扱説明書か販売店への確認がおすすめです。
まとめ:ルーミーの自動格納ミラーは設定変更で可能に
新車のルーミーでは、サイドミラーの自動格納機能は搭載されているものの、初期状態ではOFFになっている場合があります。エンジン停止で自動格納するのではなく、ドアロックと連動して作動する点に注意が必要です。設定変更は車両内のディスプレイから可能なケースもあれば、ディーラーでの対応が必要なこともあります。便利な機能をしっかり活用し、安全で快適なカーライフを送りましょう。
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