メルセデス・ベンツCクラス(C180 H26年式)の維持費は?若者が選ぶ前に知っておきたいリアルなコストと注意点

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メルセデス・ベンツCクラス、特にC180(2014年式/H26年式)は、中古市場で手頃な価格帯となり、初めての輸入車として検討される方も増えています。特に車好きの若者にとっては「憧れのドイツ車」として魅力的な選択肢ですが、購入後の維持費についてはしっかり理解しておく必要があります。本記事では、実際に想定される月々の維持費や注意点を、具体的な数字を交えて解説します。

車両価格とローン:現実的な購入計画

支払総額118.8万円、ローン5年間で月2万円という条件は、一般的な金融機関やディーラーローンの条件下では現実的です。ただし、若年層や学生の場合、親の連帯保証人が必要になる場合があります。

この金額には諸費用込みですが、購入後の税金・保険・整備などを含めると、初年度にかかる実質支出はさらに増えることも考慮しましょう。

任意保険:若年層は特に高額になりがち

18〜20歳のドライバーが輸入車に加入する任意保険は高額で、年間で20万円〜30万円(月額約17,000〜25,000円)が目安となります。車両保険を付けるとさらに高くなり、初年度は年齢・等級・免許の色(ブルー/ゴールド)により大きく左右されます。

保険料は維持費の中でも最も重くのしかかるコストとなるため、事前に複数社で見積もりを取ることをおすすめします。

燃費とガソリン代:プレミアムガソリンの現実

C180はハイオク(プレミアムガソリン)仕様で、実燃費は街乗りで約9〜11km/L程度です。仮に月1,000km走行した場合、燃料代は月1.5〜1.8万円程度(レギュラーとの差は約月2,000円〜3,000円)となります。

「燃費よりも走りやブランド性重視」の傾向があるCクラスですが、毎月のコスト計算は現実的に行う必要があります。

税金・車検・メンテナンス:輸入車特有のコスト

  • 自動車税(1.6L):約34,500円/年
  • 重量税:年間約12,300円(2年ごとに24,600円)
  • 車検費用:正規ディーラーで約15〜20万円、街の整備工場なら8〜12万円
  • オイル交換やタイヤ交換など定期メンテナンス:年間約5〜10万円

特にベンツの場合、純正部品の価格や工賃が国産車に比べて高くなりやすい点に注意しましょう。

維持費まとめ:Cクラスを維持するには月いくら?

実際にC180 H26年式を5年間維持した場合の月平均コストは以下の通りです。

項目 月額目安
ローン 20,000円
任意保険 20,000円(若年層)
ガソリン代 16,000円
税金・メンテ費(年額換算) 8,000円
合計 64,000円/月

実家に駐車場があるという点は大きな節約要素ですが、それでも月6万円以上の維持費がかかる可能性があります。

まとめ:憧れだけでなく「数字」で納得する選択を

メルセデス・ベンツCクラスは、品質・デザイン・走行性能すべてにおいて魅力的な1台ですが、購入後の維持費もまたプレミアムクラス。特に学生や若年層にとっては、固定支出として大きな割合を占める可能性があります。

現実的な予算とライフスタイルに照らして、「欲しいクルマ」だけでなく「維持できるクルマ」であるかどうかを冷静に検討しましょう。もしCクラスが難しい場合は、国産高級セダン(クラウン・マークXなど)も非常にバランスの良い選択肢として再検討する価値があります。

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