50cc原付と125ccバイク、今買うならどっち？ライフスタイルに合わせた選び方

原付バイクの選択肢に悩む人は少なくありません。特に「今は50ccを買うべきか、それとも制度改正を見据えて125ccにしておくべきか」という声は多く聞かれます。この記事では、それぞれの排気量の特徴や利便性を比較し、今のタイミングでの最適な選択について考察します。

50cc原付バイクの特徴とメリット

50ccバイクは、長年にわたり「原付一種」として日本の街中に広く普及してきました。その最大のメリットは、16歳から取得可能な運転免許で乗れる点と、車両価格・維持費が比較的安価な点です。

また、法定速度は30km/hと制限されているものの、都市部ではこの速度制限がちょうどよく、通学・通勤などの短距離移動にはぴったりです。実際、宅配や新聞配達などの業務用にも広く活用されています。

一方、125ccバイクは「原付二種」に分類され、法定速度は通常の車と同じ60km/h。二段階右折が不要で、制限の少なさが魅力です。高速道路こそ走行できませんが、郊外やバイパスでもスムーズな流れに乗ることができます。

通勤・通学距離が10km以上の人や、休日のツーリングを視野に入れている人には125ccが断然おすすめです。維持費も軽自動車よりは安価で、自賠責保険料や燃費も良好です。

近年では、排ガス規制や生産コストの問題から、50ccバイクの生産終了が相次いでいます。例えばホンダ「スーパーカブ50」やヤマハ「ジョグ」などが生産終了を発表し、新車市場から50ccが徐々に姿を消しつつあります。

この流れから、今後は原付免許制度も見直され、免許制度や区分が統一される可能性があると言われています。将来的には、125ccが新たな原付のスタンダードになる可能性も高いです。

このように、自身の用途や走行環境に応じて、最適な排気量を選ぶことがポイントです。

もし今50ccを選び、のちに125ccにステップアップしたい場合も安心です。AT小型限定普通二輪免許であれば、学科試験なしで取得可能な教習所もありますし、費用も10万円前後で済む場合が多いです。

一方、はじめから125ccに対応する免許を取っておけば、車両選択肢の幅が一気に広がります。今後を見越して免許も含めた検討をすると、より後悔のない選択ができるでしょう。

結論として、今のタイミングでバイクを購入するなら、将来性・快適性・コストパフォーマンスの面から見ても「125cc」を選ぶのが賢明な選択と言えるでしょう。ただし、予算や使用環境によっては50ccもなお魅力ある選択肢です。重要なのは、自分のライフスタイルに合った選び方をすることです。