車の積載力を大きく向上させるルーフボックスは、アウトドアや旅行に欠かせないアイテムです。中でも人気ブランドのINNO(イノー)のエアロバーと、TERZO(テルッツォ)のルーフボックスを組み合わせたいと考える方は多いでしょう。しかし、異なるブランド同士の組み合わせとなると互換性が気になるところです。この記事では、イノーのエアロバーにTERZOのルーフボックスが取り付けられるのか、また取り付け時の注意点について詳しく解説します。
INNOとTERZOは別ブランドでも基本的に取り付け可能
イノーとテルッツォはそれぞれ異なるメーカー(イノーはカーメイト、テルッツォはPIAA)ですが、基本的には標準的なルーフバーの規格を採用しているため、互換性があるケースが多くあります。特にTERZOのルーフボックスの多くは、幅60mm程度までのエアロバーに対応した取付金具を採用しているため、INNOのエアロバーにも取り付け可能です。
例えば、TERZOのルーフボックス「ローライダー」や「エクセルシリーズ」などは、幅広いバータイプに対応しており、INNOのエアロベースステーやエアロベースバーともマッチすることが確認されています。
取り付けに必要なポイント:バーサイズと取付金具
最も重要なのは、イノーのエアロバーの「バーの幅」と「高さ」、そしてTERZOルーフボックスの「取付金具の対応寸法」です。INNOのエアロベースバーは通常幅約80mm・高さ25mm程度で、TERZO側がこのサイズに対応していれば装着できます。
具体的には、TERZOのルーフボックスに付属する「取付金具(Uボルト式、クイッククランプ式など)」の内寸を確認し、INNOのバーが収まるかを事前にチェックすることが推奨されます。
注意点:固定の強度と安全性の確認
たとえサイズが合っていたとしても、取付金具の固定方法によってはルーフボックスがしっかりと固定できない場合もあります。風圧や積載物の重量によってズレたり外れたりするリスクを回避するために、必ず取扱説明書に沿って確実に固定しましょう。
また、実際に取り付けた後は、短距離の試運転で異音やぐらつきがないか確認することをおすすめします。特に高速道路走行時は風圧が増すため、固定の甘さが事故につながる恐れもあります。
こんな時はアダプターや社外金具で対応
もし取り付け金具がバーに合わない場合でも、社外品のアダプターを使用すれば対応可能な場合もあります。例えば、INNOやTERZO用に設計されたバーアダプターやユニバーサル取付金具を使うことで、メーカー違いの組み合わせにも柔軟に対応できます。
ただし、適合しないアダプターを無理に使うと、走行中の脱落リスクが高くなるため、あくまでメーカーが動作保証している製品に限定して使用しましょう。
おすすめの確認方法と取り付け相談先
不安な場合は、カー用品専門店やディーラーに実際の製品を持ち込んで、取付可能か確認してもらうのが安心です。とくにルーフキャリアやルーフボックスの取り付けに精通したショップであれば、事前のフィッティングや仮取り付けをしてくれることもあります。
また、INNOやTERZOの公式サイトでは、製品ごとの適合表が公開されているので、車種やバータイプに合わせた情報を確認するのも有効です。
まとめ:互換性はあるが事前確認がカギ
イノーのエアロバーにTERZOのルーフボックスは基本的に取り付け可能ですが、バーサイズや取付金具の仕様によっては適合しない場合もあるため、事前の確認が重要です。安全で快適なカーライフを送るためにも、メーカーの推奨方法に従い、正しく取り付けましょう。
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