バイクで走行中、ついつい気持ちが高ぶって歌ってしまう…そんな経験がある人もいるかもしれません。特に排気音が大きめの原付に乗っていると、「自分の歌声はどうせ聞こえないだろう」と思っていませんか?今回は、排気音と人の声の関係について解説しながら、どの程度周囲に声が届いているのか、気になるポイントを深掘りします。
原付の排気音はどれくらいの大きさか
一般的に、原付バイクの排気音の大きさは新品時で70~80dB程度、古くなると90dB近くになることもあります。これは掃除機やカラオケボックス内の音量に相当し、十分に大きい音と言えます。
ただし、人間の耳は高音域に敏感で、低音の排気音に対して中高音の人の声は意外と目立つもの。特に住宅街や信号待ちの静かな場面では、周囲に歌声が届いている可能性は十分にあります。
走行中の声はどこまで聞こえるのか?
バイク走行中に大声で歌うと、本人は排気音や風切り音であまり聞こえていないかもしれません。しかし、周囲の歩行者や自転車には、想像以上に声が聞こえていることもあります。
特に、信号待ちで停止した際や、坂道などでスピードが落ちる場面では、声が周囲に響きやすくなる傾向があります。道沿いに店舗や歩道がある場合は注意が必要です。
音の拡散と方向性にも注意
音は直進性を持っており、進行方向に向かって響きやすい性質があります。そのため、前方にいる人よりも、自分の後方や横方向にいる人の方が歌声を聞き取りやすいことがあります。
また、建物の壁面などに反射することで、声が拡散して聞こえる場合もあります。市街地やトンネルでは特に音が反響しやすくなるので要注意です。
他人からどう見られているか
大声で歌う行為そのものは違法ではありませんが、周囲から見ると奇異に映ることがあります。「バイクで熱唱する人」として知られてしまうこともあるため、場面と場所を選ぶことが大切です。
特に夜間や住宅地では、音に対する周囲の敏感度が高まるため、トラブルの原因になることもあり得ます。できれば歌いたい気分は、走行が終わった後に控えめに楽しむのが良いでしょう。
自分では気づきにくい“聞こえている”現象
排気音が大きいため「自分の声がかき消されている」と思いがちですが、周囲は違います。実際には、自分が思っている以上にはっきり聞こえている可能性があります。
一度、友人に後ろからついて走ってもらうなどして、実際にどの程度聞こえるのかを検証してみるのも面白いかもしれません。
まとめ:周囲への配慮も忘れずに
原付の排気音が大きくても、歌声が周囲に届く可能性は十分にあります。自分では聞こえていないと思っていても、実ははっきり聞こえているかもしれません。走行中の開放感を楽しむのは自由ですが、周囲への配慮も忘れずにバイクライフを楽しみましょう。
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