ヘッドライトの黄ばみ除去後のウレタンクリア塗装仕上げ|ザラつき対策と磨きのコツ

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ヘッドライトの黄ばみ除去は、車の外観だけでなく夜間の視認性にも影響する重要なメンテナンスのひとつです。ペーパー研ぎのあとにウレタンクリアを塗装することで、透明感と持続性のある仕上がりを目指す方も多いですが、仕上がり後に表面がザラつくと不安になることもあるでしょう。本記事では、施工後のウレタンクリアの表面処理について、実際の手順や注意点を含めて詳しく解説します。

ウレタンクリア塗装後のザラつきの原因とは

施工後に発生するザラつきの主な原因は、塗装中の埃や塗料の粒が表面に付着したことによるものです。ウレタンクリアは硬化する過程でゴミを巻き込みやすく、特に屋外や換気の悪い環境ではザラつきが出やすくなります。

また、気温や湿度が高すぎたり低すぎたりすると、硬化にムラが出てザラつきの原因にもなります。仕上げ前には必ず清潔な作業環境を整えることが大切です。

塗装から24時間後に磨き処理しても問題ない?

ウレタンクリアは一般的に24時間以上の硬化時間を設ける必要がありますが、完全硬化には気温にもよりますが48~72時間かかる場合もあります。

ただし、24時間経過後でも指で触れてベタつきがなければ、軽くコンパウンドでの研磨は可能です。完全に硬化していない状態で強いバフ研磨を行うと、熱で塗装が溶ける恐れもあるため、初期の研磨は慎重に行いましょう。

おすすめのコンパウンドと磨きの手順

最初は粗めのコンパウンドではなく、細目や極細のタイプを使って様子を見ながら研磨します。市販の3ステップ(粗目→中目→仕上げ目)のコンパウンドセットを使うと段階的にきれいに仕上がります。

研磨手順は以下の通りです。

  • 極細コンパウンドをクロスに取り、円を描くように優しく磨く
  • 水を含ませたマイクロファイバーで拭き取る
  • 必要に応じて中目、仕上げ用のコンパウンドへ進む
  • 最終仕上げにコーティング剤を塗布すると透明感と保護効果がアップ

バフ研磨はどう使えばいい?

バフ研磨を使用する場合は、ポリッシャーの回転数を低め(1000rpm前後)に設定し、熱がこもらないように一箇所に当て続けないことが大切です。コンパウンドも適量を守り、乾いた状態で使用しないよう注意しましょう。

初心者の方はスポンジパッド付きの電動ポリッシャーや手動タイプから始めるのがおすすめです。特にヘッドライトのような曲面では、力加減が均等になりにくいため、力を入れすぎないことが重要です。

施工後のメンテナンスと持続性を高めるポイント

研磨後は、表面がクリアで滑らかになる一方、保護膜が削られている状態なので、UVカット機能のあるトップコートやガラス系コーティングで保護するのがおすすめです。

例として「ピカピカレインPREMIUM」や「G’ZOXヘッドライトコート」などが市販されており、DIYでも比較的簡単に施工可能です。

まとめ

ウレタンクリア塗装後のザラつきはよくある現象で、正しい研磨とケアを行うことで美しい仕上がりを実現できます。コンパウンド磨きやバフ研磨を適切に行い、最後に保護コートを施すことで、透明感のあるクリアなヘッドライトを長期間維持することが可能です。

初めての施工でも丁寧に工程を踏めば、プロ並みのクオリティを実現できるでしょう。

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