運転免許のブルー5年更新の理由とは？初心者でもわかる免許更新制度の仕組み

運転免許証には「ゴールド」「ブルー」「グリーン」といった色分けがあり、それぞれ更新期間が異なります。特に「ブルー免許で5年更新」と聞くと、「違反があったら3年じゃないの？」と疑問に思う方も多いでしょう。この記事では、免許更新制度の背景とブルー免許で5年更新となる仕組みをわかりやすく解説します。

運転免許証の色と有効期間の違い

日本の運転免許証には次の3種類の色区分があります。

このように、ブルー免許は一括りではなく、「どの区分に該当するか」によって更新期間が異なります。

ブルー免許でも更新期間が5年になるのは、「一般運転者」に該当する場合です。一般運転者とは、直近5年間に軽微な違反1回のみ、または交通事故歴がなく、かつ前回の更新時にブルー免許だった方が該当します。

たとえば、前回の更新から一度だけ軽微な速度超過（15km未満）で違反をしたが、それ以外は安全運転をしていた場合は、ブルー免許でも5年の有効期間が付与されることがあります。

一方で、過去5年間に2回以上の違反がある、または重大違反（酒気帯びや信号無視など）がある場合には、「違反運転者」となり、有効期間は3年となります。

また、免許を初めて取得してから3年未満の「初回更新者」も、ブルー免許で3年の更新期間となります。

ゴールド免許に昇格するには、直近5年間に無事故・無違反である必要があります。たった1回の軽微な違反でもリセットされてしまうため、注意が必要です。

そのため、ブルー免許からゴールド免許にランクアップしたい場合は、違反ゼロを5年間続けることが最短ルートです。

運転免許センターからは、誕生日の約1か月前に更新通知ハガキが届きます。この通知には、有効期間や更新区分が記載されているため、内容をしっかり確認しましょう。

また、優良運転者（ゴールド免許）と一般運転者（ブルー免許）では、講習の時間や場所にも違いがあります。ゴールドは短時間の講習で済み、警察署での更新も可能ですが、一般運転者は指定の会場で30分程度の講習が必要です。

ブルー免許であっても、過去5年間に軽微な違反1回以下などの条件を満たせば、更新期間は5年になります。これは、「違反はあったが比較的安全な運転者」として評価されている証です。今後ゴールド免許を目指すには、引き続き安全運転を心がけましょう。

免許の色や更新期間を正しく理解することで、自分の運転履歴を見直すきっかけにもなります。更新時には免許の区分に注目し、自分がどの区分に該当するのかを確認してみましょう。