普通自動二輪の技能試験に合格したものの、学科試験に合格できず免許取得が保留になっているケースは意外と多くあります。そのような状態で18歳を迎え、今度は普通自動車免許の取得を目指す場合、「教習所に通えるのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。本記事では、学科試験未合格の状態が他の免許取得にどう影響するのか、教習の可否や注意点を解説します。
普通自動二輪の学科試験が未合格でも、普通車教習の入校は可能
普通自動車免許の教習は、二輪免許の取得状況に関係なく入校可能です。したがって、二輪免許の学科試験に不合格のままでも、満18歳以上であれば教習所に通うことができます。
教習所の申し込み時に「現在、二輪免許の学科未合格である」ことを正直に伝えることが重要です。多くの教習所では問題なく受け入れてもらえます。
二輪の学科試験が未合格のままの状態とは?
教習所で卒業検定に合格していても、学科試験を運転免許センターで受けて合格しない限りは免許証は発行されません。このため、「技能試験合格済み」でも「免許を所持していない」状態が続きます。
このような保留状態が半年以上続いても、改めて学科試験に合格すれば免許は取得可能です。ただし、都道府県によって卒業証明書の有効期限が異なるため、確認が必要です。
普通車免許取得後に二輪の学科試験を受けるときの注意点
普通車の学科試験に合格し、普通免許を取得してからでも二輪の学科試験は受験可能です。しかし、普通免許を取得した時点で、二輪用の共通問題が重複する場合があり、免除される項目も出てきます。
ただし、あくまで試験区分は別ですので、普通車の免許を取得した後に、改めて「普通自動二輪免許(学科のみ)」として受験することになります。
二輪と普通車を別々に取得するメリット・デメリット
同時取得のほうが費用や時間を抑えられるという意見もありますが、学科や技能が苦手な場合、個別に進めた方が集中して取り組めるというメリットもあります。
デメリットとしては、費用がそれぞれ発生する点や、免許証の更新管理が複雑になる可能性があることが挙げられます。
事前に教習所へ相談することが安心につながる
地域や教習所の運用により対応が異なることもありますので、不安があれば事前に教習所へ問い合わせておくことをおすすめします。
「学科試験が未合格のままなのですが、普通車の教習に通えますか?」と明確に聞けば、ほとんどの場合、具体的な案内を受けられます。
まとめ:学科未合格でも教習は可能、ただし制度の理解が大切
普通自動二輪の学科試験に未合格でも、普通車免許の教習所には問題なく通うことができます。ただし、学科試験の合格期限や制度の細かいルールを把握しておくことが大切です。
将来的にどちらの免許も取得して安全に乗れるよう、焦らず確実に一歩ずつ進めましょう。
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