車のスピーカーから音が出ない原因とは?リアドアスピーカーの不調を徹底解説

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愛車から音楽が流れないとドライブの楽しさも半減してしまいます。特に片側のスピーカーからだけ音が出なかったり、小さく聞こえるような症状があると不安になります。今回は、トヨタ ヴォクシー(ハイブリッド煌Ⅱ・2017年式)などに見られるリアドアスピーカーの音量不具合の原因や対処法について解説します。

スピーカーから音が出ない主な原因

車のスピーカー不調にはいくつかのパターンがあります。主に考えられるのは以下の通りです。

  • スピーカー本体の故障
  • 配線の断線・接触不良
  • ナビやオーディオ本体の出力不良
  • ドアの開閉に伴うハーネスの劣化

この中でもリアスライドドアに装着されたスピーカーの場合、ドアを開閉するたびに配線にストレスがかかるため、「ハーネスの断線」が比較的多いトラブル原因です。

トラブルの切り分け方法

音が出ない・小さい原因を特定するには、次のステップで確認してみましょう。

  • 左右を入れ替える設定で確認:ナビのバランス設定で左右を入れ替え、音が出るか確認します。反対側に音が移動すればナビ側は問題ありません。
  • ドアを開閉して変化があるか:開閉時に音が出たり途切れたりする場合、ハーネスの劣化・接触不良が疑われます。
  • 他のスピーカーとの比較:特定のスピーカーだけが常に音が小さい・出ない場合はスピーカー本体の故障の可能性もあります。

このような確認である程度原因の絞り込みが可能です。

リアスライドドアのスピーカーに多い故障パターン

トヨタ ヴォクシーなどスライドドア付き車種では、ドア内部を通る配線(フレキシブルハーネス)が断線することがあります。これは経年劣化によって被覆が破れたり、内部で銅線が切れてしまうことが原因です。

また、スピーカー自体が劣化しているケースも考えられます。高温多湿や強い振動などでコーンやボイスコイルにダメージが及ぶと、音が歪んだり小さくなる症状が出ます。

修理・交換の選択肢と費用感

ディーラーでの診断では、配線断線やスピーカー不良のどちらも対応可能ですが、工賃を含めておよそ1万円〜2万円程度かかることがあります。

DIYが得意な方であれば、Amazonなどで互換スピーカーを入手し、工具を用意して交換することも可能です(費用はパーツ代数千円程度)。ただし配線作業には注意が必要です。

ナビ本体が原因のケースは?

今回のようにカロッツェリアのAVIC-RL900を使用している場合でも、設定ミスやソフトウェアの不具合でスピーカー出力が偏ることがあります。まずは設定リセットやバージョン確認を行いましょう。

また、万が一ナビのアンプ回路が故障していた場合は、ナビ本体の修理か交換が必要となり、数万円規模の費用が発生する可能性があります。

まとめ:スピーカー不調は原因を見極めて対応しよう

片側スピーカーの音が出ない、または小さいという症状は、配線断線・スピーカー本体故障・ナビの設定や故障などが原因となりえます。

スライドドア車両では配線の断線が多いことを念頭に、まずはバランス設定やドアの開閉による変化を確認してみましょう。必要に応じてプロに診断を依頼し、適切に対応することで快適なカーオーディオ環境を取り戻せます。

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