クボタトラクターGL200の補修に使える純正塗料と色番号の探し方

長年使用しているトラクターも、丁寧に補修・塗装を行えば、外観を美しく保つことができます。特にクボタのGLシリーズは今でも多くの現場で活躍しており、補修用の塗料ニーズも高いです。この記事では、GL200の赤色系の純正塗料に関する情報と、補修に適した塗料の探し方について解説します。

クボタトラクターGL200の赤色塗装とは？

GL200は1990年代に発売された人気モデルで、特徴的な赤橙色のボディカラーが印象的です。この赤色は視認性を高めるための安全対策でもあり、経年劣化によって色褪せたり剥がれたりすることがあります。

クボタの多くのモデルに共通して使われるこの赤色は、実は「クボタオレンジ」または「クボタレッド」として認識され、補修用塗料も市販されています。

クボタの純正塗料は、正式には「クボタオレンジ（Kubota Orange）」で、代表的な品番は以下の通りです。

この品番は機種や年代により若干異なる可能性があるため、正確には取扱販売店やクボタディーラーでGL200に対応しているかを確認するのが確実です。

塗装の際には、まず旧塗膜の剥離や錆落とし、脱脂などの下処理を丁寧に行うことで、仕上がりと耐久性が大きく変わります。

スプレーで補修する場合は、重ね塗りと乾燥時間に注意し、最後にクリア塗装を重ねると紫外線による色褪せを防ぎやすくなります。

純正塗料が入手困難な場合、ホームセンター等で販売されている「農機具用スプレー」や「トラクターカラー」といった名称の商品も使用可能です。これらの多くはクボタオレンジに近い色合いで調色されています。

ただし完全一致ではないことが多いため、色合わせを事前に確認するか、小面積から塗装テストを行うことが重要です。

クボタの純正部品や塗料は、クボタ公式サイトからディーラー検索が可能です。最寄りの販売店に品番やモデル名（GL200）を伝えると、適合する塗料の在庫や取り寄せができるか確認してもらえます。

また、農機具専門店やAmazonなどの通販サイトでも、対応塗料が販売されていることがありますが、モデル適合情報の記載があるかをよく確認してから購入しましょう。

クボタGL200の補修には「クボタオレンジR-071」が基本となりますが、品番や色味は年式やモデルによって微妙に異なる場合があります。トラクターの補修塗装は、正しい塗料の選定と丁寧な下処理によって、機械の寿命や見た目に大きく影響します。

補修前には、ディーラーまたは農機具販売店に確認の上、適切な塗料を選びましょう。