20クラウンロイヤルと21クラウンロイヤルの乗り心地の違いとは?純正サスペンションで徹底比較

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クラウンといえば、日本が誇る高級セダンの代名詞。特に20系・21系のクラウンロイヤルは、中古車市場でも根強い人気があります。そんな中「20クラウンと21クラウンの乗り心地はどう違うのか?」という点は購入前の判断材料として重要です。この記事では、純正サスペンション装着時を前提に、それぞれの特徴や違いを解説していきます。

20系クラウンロイヤルの乗り心地の特徴

20系クラウンロイヤル(2008〜2012年式)は、先代に比べて大幅に快適性と静粛性が向上しました。特にエアロダイナミクスとサスペンションセッティングが見直され、長距離運転でも疲れにくいしなやかな乗り心地が実現されています。

街乗りでは段差のいなし方がとても上品で、「高級セダンらしいソフトな味付け」がされているのが特徴です。特にリアシートの快適性が高く、後部座席重視のファミリーユースにも適しています。

21系クラウンロイヤルの乗り心地の特徴

21系クラウンロイヤル(2012〜2018年式)は、基本的なコンセプトは20系を踏襲しつつも、さらにボディ剛性と遮音性が強化されています。サスペンションの味付けも若干引き締められており、ソフトすぎない絶妙な乗り味が特徴です。

「ふわふわ感」を少し抑えつつ、コーナリング時の安定性を高めた結果、走行性能と快適性のバランスがより洗練されました。高速道路を多用する方や、運転そのものを楽しみたい方には好まれる印象です。

乗り心地の違いを比較:実際に感じる差は?

純正サスペンションを基準に比較した場合、20系はより「ソフトでゆったり」、21系は「引き締まった上質な乗り心地」と表現できます。両者とも優れた快適性を持ちますが、21系は細かな入力への対応がより滑らかになっており、段差通過時のショックが軽減されています。

一方で、20系の方が「クラウンらしいソフトさ」を重視しているため、ふんわりした感覚を求める方には20系の方が好まれる場合もあるでしょう。

実際のユーザーの声から見える違い

あるユーザーは「20系は柔らかさが心地よいが、少し揺すられる感覚がある」とコメントし、対して21系については「しっかり感がありながら突き上げも少なく、運転していて安心感がある」と語っています。

また、後部座席に乗る機会が多い家族からは「21系の方が酔いにくい」という声もあり、後席の快適性でも一定の評価を得ています。

どちらを選ぶべきか?用途と好みによる最適解

街乗り重視で「とにかく柔らかく快適な乗り心地」を求めるなら20系、通勤や高速利用が多く「安定感や操縦性も欲しい」なら21系が向いています。

いずれにしても、両車ともにクラウンらしい静粛性と上質感は健在です。選ぶ際は、実際に試乗して自分の体感に合った方を選ぶのがベストです。

まとめ:大きな差はないが、微妙な乗り味に個性あり

20クラウンロイヤルと21クラウンロイヤルの乗り心地には、劇的な差はないものの、「柔らかさ」対「しっかり感」というニュアンスの違いがあります。どちらが優れているというより、使い方と好みに応じて選ぶべきポイントです。

クラウンは世代ごとに進化を遂げてきたモデル。20系と21系、それぞれの魅力を知った上で、自分に合った一台を選びましょう。

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