卒業検定合格後に運転できる?仮免許と本免許交付の間に注意すべきポイント

運転免許

自動車教習所で卒業検定に合格した後、多くの方が疑問に思うのが「運転してもいいの?」という点です。特に、仮免許期間や卒業証明書を取得してから免許センターに行くまでの数日の間、車を運転できるのかどうかは注意が必要なポイントです。この記事では、卒検合格後〜本免許取得までの運転に関するルールを解説します。

卒業検定合格後すぐに運転できる?

結論から言うと卒業検定に合格しても、運転免許証を取得するまでは公道を運転することはできません。卒業検定に合格すると卒業証明書が発行されますが、これはあくまで「学科試験の受験資格を得た」という証明であり、運転の許可証ではありません。

この段階では、仮免許も返納してしまっている場合が多く、その状態で運転するのは無免許運転となり違法です。

仮免許練習中標識をつけたら運転できるのか?

「仮免許練習中」のプレートを車に掲示したからといって、自由に運転して良いわけではありません。仮免許の有効期間中に限り、かつ以下の条件をすべて満たしていなければなりません。

  • 運転する本人が有効な仮免許証を持っている
  • 助手席に運転免許を持つ者が同乗している
  • 指定の標識(仮免許練習中)を車両に掲示している

卒業検定に合格した時点で、通常は仮免許証は教習所に返納しているため、再度仮免を持っていない限りこの条件を満たせません。そのため、プレートを掲示しても運転はできません。

卒業後〜免許取得までに必要な手続き

卒業検定に合格した後は、卒業証明書を持って各都道府県の運転免許センターで本免許学科試験を受ける必要があります。学科試験に合格し、写真撮影と手続きを終えるとようやく運転免許証が交付されます。

この学科試験に合格するまでは、自動車の運転は一切認められていません。試験は通常、平日の指定日に行われるため、受験日までは必ず運転を控えましょう。

違反した場合のリスク

卒業検定後に運転してしまった場合、無免許運転として処罰の対象になります。道路交通法により、3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処される可能性があり、これにより免許取得が難しくなる可能性もあります。

また、同乗者や車両の所有者にも責任が及ぶことがあるため、安易な運転は避けましょう。

実例:うっかり運転で罰則を受けたケース

ある大学生は、卒業検定合格後に友人と練習のつもりで運転をしたところ、偶然警察に止められ、無免許運転が発覚。結果として、本免許の交付が遅れ、最終的には改めて教習所に通い直すことになりました。

「ちょっとだけなら大丈夫」では済まないという好例です。

まとめ:本免許を取るまでは絶対に運転しない

卒業検定に合格しても、正式に運転ができるのは本免許を取得してからです。仮免許の標識や卒業証明書があるからといって運転できるわけではありません。法的にもリスクが大きいため、免許センターでの手続きを済ませるまでは運転を控えることが重要です。

焦らず、ルールを守って安全に運転免許を取得しましょう。

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