ZX-25Rの外装カスタムとして人気のラッピング施工。愛車を個性的に仕上げる手軽な手段ですが、施工の際に「カウルを外すべきか否か」で悩む方も多いはずです。今回は、ZX-25Rのタンクやアッパーカウルのラッピングについて、取り外しの有無でどう違いが出るかを中心に、施工のポイントを解説します。
カウルを取り外さずにラッピングはできる?
結論から言えば、カウルを外さずにラッピングすることは可能です。しかし、貼りやすさや仕上がり、耐久性を考えると注意点がいくつかあります。
特にZX-25Rのような曲面の多いフルカウルバイクでは、隅や裏側まで綺麗に貼るには視認性と作業スペースが必要です。アッパーカウルの縁やタンク下部などは、外さないとシワや浮きが残る可能性があります。
カウルを外して施工するメリット
外装を外して作業する最大の利点は、施工精度の高さです。裏側に回し込みやすく、エッジ処理も丁寧にできます。また、ヘラやヒートガンの操作も自由度が増し、ラッピング材の伸び・密着も安定します。
特にアッパーカウルやサイドカウルの縁処理では、外した方が見えない部分までしっかり貼れるため、剥がれ防止にも繋がります。
ラッピング作業の注意点とコツ
- 表面脱脂を丁寧に行う:油分が残ると剥がれやすくなるため、シリコンオフなどで完全に除去します。
- ヒートガンを活用:曲面には熱を加えて素材を柔らかくしながら貼るとフィットしやすくなります。
- ヘラは傷防止タイプを使用:カーボン調などの素材は傷がつきやすいので、フェルト付きのヘラを使いましょう。
これらの作業も、カウルが外れていれば自由に角度を変えられるため、スムーズに行えます。
施工に不安がある場合はプロに依頼もアリ
特にZX-25Rのように造形が複雑な車両では、自分でやると失敗のリスクも高まります。部分的に浮いてしまったり、素材が破れてしまうことも。
そのため、バイクラッピング専門店に部分施工を依頼する方法もおすすめです。部分的な施工でも対応してくれる店舗も多く、素材の持ち込みが可能なケースもあります。
自分でやるならどこから始めるべき?
初めてのラッピングで不安な方は、まずはカウルを外さないタンク部分だけを施工してみると良いでしょう。タンクは比較的平面が多く、施工難易度が低いため、ラッピングの感触を掴みやすい箇所です。
慣れてきたら、アッパーカウルなどの難易度が高い部分にもチャレンジするのがおすすめです。
まとめ:仕上がりを重視するならカウルの脱着がおすすめ
ZX-25Rのラッピングは、カウルを外さずに施工することも可能ですが、仕上がりや耐久性を求めるならカウルを外して丁寧に貼るのがベストです。
作業に不安がある方はプロに相談しながら、自分の技術や目的に合わせたラッピング計画を立てていきましょう。個性を出しつつ、長く楽しめるスタイルを目指してください。
コメント