アウトドア人気の高まりとともに注目されている「ジムニー車中泊」。コンパクトなボディで本格オフロード走行も可能なジムニーは、キャンプやソロ旅の相棒としても根強い支持があります。しかし、車内スペースは限られているため「身長が高い人でも快適に寝られるのか?」という疑問を持つ人も多いでしょう。本記事では、特に身長181cm前後の方がジムニーで車中泊する際の現実的な視点や工夫を解説します。
ジムニーの室内寸法と寝るスペースの限界
現行ジムニー(JB64型)のリアシートを倒した際の荷室長は約135cm程度です。助手席を前方に倒し、背もたれと荷室を連結すれば、最大でも170〜180cm程度の「斜め寝」が可能になる場合があります。
ただしこの数値は、マットや寝袋の厚みを考慮していない「理想状態」です。身長181cmの方が脚を伸ばして完全に横になるのは難しく、多くの場合は斜めに寝るか、膝を曲げて寝るスタイルになります。
181cmの人がジムニーで寝たリアルな体験例
実際に身長180cm以上の方が車中泊した例では、「足を少し曲げて横向きに寝る」「助手席も倒して対角線に寝る」などの工夫が多く紹介されています。また、頭部が傾斜することで寝にくいという声もあります。
具体的には、助手席をリクライニングして、後方とつなげるという方法で、最大限の長さを確保している人が多いようです。
快適に過ごすための車中泊アイデアとアイテム
以下のような工夫をすることで、ジムニーでもより快適な車中泊が可能になります。
- 厚めのインフレータブルマットやクッションを使う
- 段差解消マットでフルフラット化
- ウインドウシェードやカーテンで視線対策
- 頭と脚の位置を入れ替えてスペースを最大限活用
また、冬場や夏場の温度調整にも注意が必要です。ポータブルファンや断熱シェードの導入で快適性が向上します。
どうしてもスペースが厳しいときの代替案
ジムニーの魅力を保ちつつ、車中泊快適性を上げたい場合は、ルーフテントやカーサイドタープ+コットという手もあります。これにより身長制限を気にせず眠ることができ、より快適な車中泊環境を整えることが可能です。
また、ジムニーシエラなどをベースにした車中泊仕様のコンプリートカーも、キャンパー市場には登場しています。
まとめ:身長181cmでもジムニー車中泊は可能。ただし工夫が必須
ジムニーでの車中泊は、身長181cmでも「不可能ではない」が「工夫と割り切りが必要」です。完全に脚を伸ばして寝ることは難しいものの、マットやシートアレンジ次第で短期の車中泊は十分可能です。
車のコンパクトさやオフロード性能を活かしつつ、適切なアイテムを使えば、ジムニー車中泊も快適に楽しめます。自分の体格に合ったスタイルを見つけて、工夫してみましょう。
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