バイクの免許をステップアップしていく中で、普通二輪(中型)から大型二輪へ進む際の手続きについて疑問を持つ方は少なくありません。特に「教習所を卒業したら試験は免除されるのか?」という点は、多くのライダーが気になるところでしょう。この記事では、その流れや制度の仕組みをわかりやすく解説します。
教習所卒業で試験が免除されるってどういうこと?
まず前提として、指定自動車教習所(公安委員会に認可された教習所)で大型二輪教習を修了し、卒業証明書を取得した場合、免許センターでの技能試験および学科試験は免除されます。
つまり、教習所を卒業すれば、あとは免許センターで必要書類を提出し、手数料を支払うだけで免許証の「書き換え」が可能です。
実際の免許取得の流れ
- 指定教習所で大型二輪コースを受講・卒業
- 卒業証明書を持って免許センターへ
- 視力検査などの簡単な適性検査を受ける
- 書類提出と免許の交付手続き
技能試験・学科試験は免除されているので、試験そのものは不要です。ただし、視力検査などの適性検査はあります。
よくある誤解:学科試験は絶対にある?
普通二輪免許をすでに持っている場合、学科内容(交通ルール等)はすでに習得済みと見なされるため、学科試験は必要ありません。大型二輪免許を新規で取得するわけではなく、追加取得(いわゆる限定解除)扱いになるからです。
ただし、普通自動車免許しか持っていない場合は、学科試験が必要になるケースもあります。
免許センターでの手続きに必要なもの
- 教習所の卒業証明書
- 現在の免許証
- 証明写真(必要な場合)
- 手数料(都道府県によって異なる)
- 印鑑(署名でOKな場合もある)
免許更新とは異なり「免許追加」になるため、手続きの所要時間や呼び出しの待機時間などを含め、半日〜1日程度かかることがあります。
実例:教習所卒業から免許取得までの体験談
ある30代男性は、普通二輪免許を所持した状態で教習所の大型二輪コースを10万円程度で受講。2週間で卒業し、その後すぐに免許センターに出向いて手続きを行い、その日のうちに大型二輪免許を手にしたとのことでした。
このように、教習所でしっかりと技能を学んだ人にとっては、試験なしで免許を手にできる仕組みがあるのです。
まとめ:教習所卒業は大型バイクへの最短ルート
普通二輪免許を持っている方が大型二輪免許を取得する際には、指定教習所での卒業がもっともスムーズです。試験場での技能試験や学科試験を受ける必要はなく、視力検査などの簡単な適性検査だけで免許の追加ができます。
免許センターでの試験を回避したい方、安心して免許を取得したい方には、この方法が最適といえるでしょう。
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