大黒PAの閉鎖と無料車検の違いとは?その頻度と実施目的を解説

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首都高の有名スポット「大黒PA(大黒パーキングエリア)」では、週末を中心に閉鎖措置や車両検査が実施されることがあります。ドライバーの中には「閉鎖と無料車検は同じでは?」と思う方も多いかもしれませんが、実は両者には明確な違いがあります。本記事では、大黒PAにおける『閉鎖』と『無料車検』の違いやその背景、実施頻度などについてわかりやすく解説します。

大黒PAの「閉鎖」とは何か?

大黒PAが「閉鎖」されるのは、主に深夜や週末に発生する違法改造車両の集会対策として行われます。こうした集会は騒音・暴走・交通妨害の原因となるため、神奈川県警などが警備強化の一環でPAそのものの立ち入りを制限します。

この閉鎖は、パトロールや車両取締りを行うためのスペース確保でもあり、あくまで「予防措置」という位置づけです。

「無料車検」とはどういうことか?

「無料車検」とは俗称で、実際には警察と陸運局による臨時の車両検査(街頭検査)が大黒PAで行われることを指します。これは任意で行われる民間のサービスではなく、法令に基づいた強制的な車両検査で、違法改造の有無や整備不良を確認する目的があります。

「無料」と呼ばれるのはその場で費用が発生しないためであり、違反が見つかれば整備命令や反則金などの処分が下されることもあります。

無料車検の実施頻度は?

無料車検(街頭検査)の実施頻度は公表されていませんが、月に1~2回程度のペースで、金曜夜~土曜深夜などに不定期で行われることが多いとされています。特に改造車両の集まりが予想される日には重点的に実施される傾向があります。

例年、GWや年末年始、夏の繁忙期などにも強化期間が設けられ、こうした時期は閉鎖+街頭検査のセットが多くなる傾向にあります。

閉鎖と車検は同時に行われることもある

実際には「PAの閉鎖」と「街頭検査(無料車検)」は同じタイミングで実施されるケースも多くあります。入り口で通行止めにしつつ、一部の車両のみ誘導して検査を実施する形式です。

このため、ドライバーからは「閉鎖されてた=車検だった」という認識になりがちですが、正確には別の措置であり、それぞれに異なる目的があります

無料車検の対象になりやすい車とは?

  • マフラー音が大きい車
  • 極端な車高短(シャコタン)
  • LED等の光量が過剰なカスタム
  • 車検証と異なる車体構造

このような特徴がある車は、特に検査対象になりやすいため注意が必要です。

一方でノーマル車や純正に近いカスタムであれば、検査にあたっても特に問題なく通過できる場合が多いです。

まとめ:大黒PAの閉鎖と無料車検は異なるが連動することも多い

「大黒PAの閉鎖」と「無料車検(街頭検査)」はそれぞれ別の対応ですが、改造車両の取締りを目的として連動して実施されるケースが多く見られます。無料車検は違法改造の抑止を目的とし、不定期ながら月1〜2回程度の頻度で実施されています。

心当たりがある方は、事前に車検証やカスタム内容を見直すこと、またSNS等でPAの閉鎖情報をチェックしておくのも有効な対策です。

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