ライブディオのAF35 ZXとDio‑Sではシリンダーブロックに細かな違いがあり、型混同してしまうケースも少なくありません。本記事では、シリンダーブロックの見分け方や刻印の意味、そしてA‑6は規制前モデルなのかについて詳しくご紹介します。
ZXとDio‑Sシリンダーの形状の違い
ZXとDio‑Sでは、シリンダー形状が異なります。特にZXは規制前期モデルを中心にワイドポート設計かつポート位置が専用となっており、Dio‑Sはよりロー/ナローポートな設計です :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
実物を見ると、全長やポートの開口形状で簡単に見分けられることが多いです :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
ポートと全長で区別できる理由
ZXのポートは排ガス規制前でも共通の位置・サイズ設計が多く、Dio‑S用は小さく低い位置です。そのため、ナローポートか、ワイドで高いポートかで判別可能です。
また全長が異なるため、肩落ちの位置や高さの違いからも区別できます :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
刻印の意味。“A‑1~A‑6” をどう見るか
刻印「A‑1」~「A‑5」は初期〜中期ZX関連、補修品用が複数あり、「A‑6」は補修品扱いでありながら規制前(7.2馬力)モデルと同等の仕様という見方が有力です
ただし、純正部品業者への問い合わせにより詳細確認が必要です。
実例と識別の手順まとめ
- 外観チェック:ポート形状(ワイド/ナロー)
- 全長計測:規制前期ZZと後期では寸法差あり
- 刻印確認:A‑4以下=通常ZX補修品、A‑6=規制前相当
- 必要なら純正部品カタログやパーツリスト確認を
これらを組み合わせれば、高い精度でブロックの種類を見極められます。
まとめ
・ZXとDio‑Sはポート形状・全長に明確な違いがある
・ポートの幅と肩落ち位置・全長を見れば見分けやすい
・A‑6刻印は補修品ながら規制前スペックと判断されやすい
・不安なら純正カタログ/部品業者で型番確認を
ブロックが混ざっても、ポイントを押さえれば確実に見分けが可能です。安心してカスタムや修理に進みましょう。
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