CBR1000RR-R vs S1000RR|ノーマルでどちらが速い?スペック・性能・魅力を徹底比較

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スーパースポーツの世界において、ホンダのCBR1000RR-RBMWのS1000RRは、常に「どちらが速いか」というテーマで比較される存在です。どちらも1000ccクラスのフラッグシップモデルであり、圧倒的な性能を持つことに変わりはありませんが、スペックや特徴、乗り味に違いがあります。本記事では、ノーマル状態での性能を中心に比較し、速さにこだわるライダーがどちらを選ぶべきか検討します。

スペック比較:最高出力とトルクの違い

項目 CBR1000RR-R S1000RR
最高出力 218PS / 14,500rpm 210PS / 13,750rpm
最大トルク 113Nm / 12,500rpm 113Nm / 11,000rpm
車両重量 201kg 197kg
0-100km/h加速 約3.2秒 約3.1秒

出力数値ではCBRがわずかに勝りますが、車重と加速タイムではS1000RRが若干優勢。実用的な加速性能で見ると、S1000RRに軍配が上がるシーンもあります。

電子制御と装備の充実度

S1000RRは電子制御の分野で非常に高い評価を受けており、ダイナミックトラクションコントロール(DTC)ウィリーコントロールコーナリングABSなどが標準装備されています。

一方、CBR1000RR-RもIMUを使った精密な制御を持ち、サーキット向けのセッティングが得意。ただし、快適性や街乗りでの汎用性という点ではややスパルタンに感じるライダーもいます。

サーキットでの性能:ラップタイムの実例

某メディアの富士スピードウェイ実走テストでは、ノーマルのS1000RRがCBR1000RR-Rを0.3秒ほど上回る結果となりました。

ただし、これはライダーの相性や条件による変動も大きく、単純な「車両性能=速さ」ではないことも押さえておきましょう。

所有感とブランド性の違い

CBR1000RR-RはMotoGPマシン「RC213V」直系のテクノロジーを感じられるマシンで、ホンダの技術結晶と呼ぶにふさわしい存在です。

一方でS1000RRは、BMWらしい洗練された設計と完成度の高さが魅力。電子制御や快適性も含め「ツーリングも速さも妥協したくない」層に向いています。

結論:どちらが速いかはシーン次第だが、街乗り+サーキット両立ならS1000RR優勢

速さにこだわるなら、サーキットでの乗りやすさ、加速力、電子制御のアシストなど総合的に見る必要があります。

■CBR1000RR-R:ピュアなレーシング性能重視、ハードな走りを好む方向け
■S1000RR:あらゆる場面で「速さ」を引き出しやすい総合性能

まとめ:自分に合った「速さ」を選ぼう

最速マシンを求める気持ちは多くのライダーに共通するものです。しかし、単純なスペックだけでなく「どの場面で速さを求めるか」によってベストな選択は変わってきます。

CBR1000RR-RとS1000RR、どちらを選んでも世界最高峰クラスのバイクであることに違いはありません。自分の走りたいステージを想像しながら、後悔のない一台を選びましょう。

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