イタルデザイン(Italdesign)はまだある?現状と動向を徹底解説

新車

1968年創業のイタルデザイン(Italdesign‑Giugiaro)は、現在もイタリア・トリノ郊外を拠点に活動を続ける自動車デザイン&エンジニアリングの老舗です。世界的な名声を持ちながら、近年は親会社のアウディ傘下で再編が進むなど、変化の時期を迎えています。

イタルデザインの現状と親会社の関係

2010年にアウディ/ランボルギーニが株式の90%以上を取得し、2015年には完全子会社化されました。現在もモンカリエリ(トリノ近郊)を拠点に1100名規模で運営を継続しています :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

世界各地(イタリア、スペイン、ドイツ、中国)の拠点で、自動車だけでなく都市交通、プロダクト分野も含む総合デザイン・エンジニアリングを展開中です :contentReference[oaicite:3]{index=3}。

近年のプロジェクトと新拠点展開

CES 2025では電動コンセプト「Quintessenza」などの発表があり、イタルデザインはEV時代に向けて活動を加速させています :contentReference[oaicite:4]{index=4}。

また、北米展開として、ミシガン州ブルームフィールドヒルズに米国拠点を新設予定です :contentReference[oaicite:5]{index=5}。

今後の売却検討とその背景

ただし、親会社アウディはコスト削減策として「イタルデザインの売却可能性」を検討中との報道があります。労組は既に丁寧な審査の事実を確認したと発言しており、動向が注目されます :contentReference[oaicite:6]{index=6}。

実例:著名プロジェクトと受賞歴

イタルデザインは歴史的にBMW M1、VW Golf Mk1、DeLorean、マセラティMC12、ランボルギーニ・ガヤルドなど数多くの名作のデザインを手がけてきました :contentReference[oaicite:7]{index=7}。

最近では、「Asso di Picche」や「EXENEO Vision Gran Turismo」といった未来志向のEVコンセプトを発表し、デザイン力の研ぎ澄ましを続けています :contentReference[oaicite:8]{index=8}。

まとめ

イタルデザインは今も強力に存在し、世界レベルのプロジェクトを多数進めています。しかしながら、アウディは事業の再構築を進める中で、売却の可能性にも言及しており、「存在するが変化の途中にある」企業と言えるでしょう。

引き続き最新の動向を注視しつつ、EV時代のモビリティ設計にどのようにかかわっていくのかが注目です。

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