2025年からの制度改正により、普通自動車免許で125cc以下のバイクに乗れるようになることが話題になっています。ただし、最高出力4.0kW以下という制限があるため、フルサイズのオフロードバイクを選ぶ際に戸惑う人も多いのではないでしょうか。この記事では、そのような方に向けて、法改正の背景やポイント、具体的な車種選びのヒントを紹介します。
普通免許で125cc以下のバイクに乗れる新制度とは
2025年の法改正により、普通自動車免許で原動機付自転車を超える排気量の二輪車(上限125cc)に乗れるようになります。ただし、対象となるのは最高出力が4.0kW以下に制限されたモデルに限られる点には注意が必要です。
この規制は初心者の安全性を考慮したもので、スピードや加速性能が過度に高くないよう制限が設けられています。
出力4.0kWとはどれくらいのパワー?
4.0kWは約5.4馬力に相当します。50ccバイクよりはややパワフルですが、125ccクラスの本格オフロードモデル(例:CRF125F、KLX110Lなど)に比べるとかなり控えめな性能です。
したがって、スピードやジャンプよりも、軽さや扱いやすさ、トレッキングに向いた車両がメインターゲットになります。
制限内で選べるフルサイズ系オフロードバイクの候補
- YAMAHA BW’S(ビーウィズ)125cc
スクーター型ながら太めのオフロードタイヤ装備で悪路走破性あり - HONDA CROSS CUB 110
アウトドアや林道向けの雰囲気も楽しめるカブ派生モデル - SUZUKI VANVAN 200(中古)
現在は生産終了モデルですが、低出力で太タイヤが特徴のオフ風ストリートバイク - YAMAHA Trail90(CT90)
海外モデルですが日本でも中古流通あり。出力的にも法制限内
※フルサイズのようなルックスを持つものでも、カスタムや登録内容に注意が必要です。
制限内で快適に乗るためのカスタム&装備選び
出力が控えめな分、サスペンションやタイヤ、シートの工夫で走行性や快適性を高めるのがポイントです。リアボックスやナックルガードなどでツーリング仕様に仕上げてもよいでしょう。
また、マフラーやエアクリーナーの交換など、出力を上げるチューニングは制度的にグレーまたはNGの可能性があるため、避けるのが無難です。
おすすめの購入先と中古車の活用法
現行車で該当モデルが少ないため、中古市場の活用も検討しましょう。グーバイクやバイクブロスなどで「125cc未満」「出力低め」などのキーワードで絞り込み検索を活用すると見つけやすくなります。
販売店によっては出力制限情報を開示していない場合もあるので、現車確認と問い合わせを必ず行いましょう。
まとめ|規制を理解しながらオフロードバイクを楽しもう
普通自動車免許で乗れるようになったとはいえ、出力制限があることで選べるバイクが限られるのは事実です。しかし、その中でも扱いやすさや実用性を重視すれば、林道や未舗装路も楽しめるモデルは十分存在します。
制度の趣旨を理解し、安全性を保ちつつ、バイクライフを充実させていきましょう。無理に性能を求めるより、乗りやすくて楽しい相棒を見つけることが何より大切です。
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