給油時に車の給油口に傷がついた場合の対処法と責任の所在について徹底解説

新車

新車を納車したばかりのタイミングで発覚する車の不具合や傷は、非常に不安で残念な気持ちになるものです。特に給油時のトラブルは、車の構造上、意外と起こりやすく、その対応方法について知っておくことが大切です。本記事では、給油口周りに発生した傷や破損への対応方法や、責任の所在、そして実際に起きやすい事例について解説します。

給油口のトラブルは意外と多い?実際に起こる原因

給油口のフタが開かない、開閉が硬い、あるいは傷がついているなどのトラブルは、新車・中古車問わず報告されています。その主な原因には以下のようなものがあります。

  • 給油スタッフの操作ミスによる押し込みすぎ
  • フタの閉め忘れによる接触事故
  • 経年劣化によるヒンジの固着(新車でも施工ミスが稀にある)

特にセルフ式ではなくスタッフ給油式のガソリンスタンドでは、車種による構造の違いがわかりづらく、力加減の誤りが発生することもあります。

給油トラブルに気づいたときの初期対応

まずは、状況をできるだけ正確に記録しましょう。特に重要なのは次のポイントです。

  • 給油した日時・場所・担当者の情報
  • 発見時の写真(給油口周辺、車体との境目など)
  • 傷の状態(押されている・ひびがある・塗装剥がれなど)

これらの証拠があれば、後日ガソリンスタンドと交渉する際に有利になります。

ガソリンスタンド側の責任と補償の可能性

給油によるトラブルがスタンド側の不注意によるものであれば、原則としてガソリンスタンドの損害賠償責任が発生します。多くの店舗では、施設賠償責任保険に加入しており、故意・過失が確認できれば補償の対象になります。

例として、給油ノズルを勢いよく引き抜いたことで車体にぶつかり傷をつけてしまったというケースでは、現場責任者が状況を確認のうえ修理代金が補償されたという事例もあります。

ディーラーや保険会社にも相談を

もし納車直後であれば、販売元のディーラーにも連絡を入れるとよいでしょう。工場出荷時や店舗での整備中に問題が生じた可能性もあるからです。また、自動車保険の車両保険に加入している場合、保険金請求の対象になることもあります。

一方で、相手側の過失がはっきりせず、自費修理になってしまう場合でも、保険を使うかどうかは慎重に判断する必要があります。等級が下がることで翌年以降の保険料に影響があるためです。

トラブルを未然に防ぐための対策

こうしたトラブルを避けるためには、いくつかの予防策があります。

  • スタッフ給油時には「給油口の開閉は自分で行う」と申し出る
  • 納車直後はセルフ給油で様子を見る
  • 異変を感じたらすぐに確認・撮影する

また、給油時に車を離れずに様子を見ておくことも、リスク回避には効果的です。

まとめ:記録と冷静な対応がカギ

給油時の車の破損は、決して珍しいトラブルではありません。重要なのは、トラブルに気づいたらすぐに記録し、スタンド側と誠実に対応すること。証拠と状況説明がしっかりしていれば、補償される可能性も十分にあります。新車納車直後であれば、ディーラーにも確認することで、より適切な対処が可能です。焦らず、冷静に進めていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました