エアバッグ警告灯とフロントメンバー修理は車検に通る?V36スカイライン後期の実例で解説

車検、メンテナンス

もうすぐ車検を控えた車で、事故によりフロントメンバーを交換し、エアバッグが作動。ネットでリセットキットを購入して取り付けたものの、警告灯は点滅状態のまま…。このまま車検に通るのか、またフロントメンバー交換の相場が知りたい、という声は珍しくありません。この記事では、実際にV36スカイライン後期を例に、車検通過に必要なエアバッグ関連の対処とフロントメンバー交換費用の目安をまとめて詳しく解説します。

エアバッグ警告灯の種類と車検への影響

エアバッグ警告灯には、「点灯」と「点滅」の2種類があり、いずれも車検には通りません。点灯=未作動、点滅=回路の異常が疑われる状態で、安全装置の不具合がそのまま放置されていると判断されます。

リセット操作で一時的に灯火が消えても、再度検査した際に再点灯すれば車検は不合格になります。交換・リセット後もエラーコードが残っていないか、整備士による診断と消去が必須です。

リセットキット使用時の注意点と整備対応

ネット購入したエアバッグリセットキットでLEDを流してECUを書き換える方法は、あくまで応急処置の域を出ません。書き換えの精度不足や、内部データの不整合で再点灯するケースも少なくありません。

確実に車検に通すには、正規のエアバッグコンピュータ交換が推奨されます。中古部品を使った交換でも、トラブル発生率は低くなりますし、整備記録が残せる点でも有利です。

フロントメンバー交換にかかる費用の目安

V36スカイライン後期の場合、フロントメンバー交換には部品代+工賃が必要です。部品価格は新品で10万円〜20万円、中古で5万円〜10万円程度。

整備工場での交換工賃は、分解・エンジン吊り上げを伴うため10万円〜15万円が相場となります。トータルで新品使用なら20万円〜35万円、中古部品なら12万円〜25万円程度が目安です。

車検をスムーズに通すためのチェックリスト

以下の点を事前に確認・整備すれば、車検通過の可能性が高まります。

  • エアバッグ警告灯が完全消灯している
  • OBD接続でエラーコードがないことを確認
  • フロントメンバー交換後のアライメント調整済み
  • 整備記録簿や交換部品の証明(領収書や作業明細)を準備

特にエアバッグシステムは安全装置の根幹ですので、曖昧な対応ではなく整備専門業者による確実な作業が求められます

まとめ:安易なリセットより整備対応が安心、安全

結論として、エアバッグ警告灯が点滅中にリセットのみでは車検には通りませんし、安全性の問題も残ります。V36スカイライン後期の車検をクリアするには、エアバッグECUの正式な交換または完全クリアが必要です。

また、フロントメンバー交換を含む整備費用はおよそ12万〜35万円程度。部品・工賃の内訳を明確にしたうえで、信頼できる整備工場に依頼することが、安心の第一歩となります。

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