125cc以下のバイクに乗れる原付二種免許(小型限定)を取得済みの方で、より大きなバイクや高速道路の走行を視野に入れて「普通自動二輪免許(中型バイク免許)」へステップアップしたいという声は多くあります。本記事では、すでに小型限定免許を持っている方が普通自動二輪免許を取得する具体的な方法や費用、教習の流れをわかりやすく解説します。
小型限定免許から普通自動二輪免許へステップアップは可能?
はい、可能です。125cc以下に限定された「小型限定普通二輪免許」を持っている方は、教習所で所定のステップアップ講習(限定解除)を受けることで、400cc以下まで乗れる「普通自動二輪免許」への拡張ができます。
この限定解除は新たに一から教習を受けるよりも、教習時間・費用ともに軽減されているのが特徴です。
ステップアップに必要な教習時間と内容
AT小型限定免許保有者がMT普通自動二輪免許を取得する場合。
- 技能教習:19時限(MT車)
- 学科教習:不要(すでに取得済のため)
MT小型限定免許保有者であれば、技能教習は17時限程度になります。各教習所により若干異なるため、正確な時限数は通学予定の教習所に確認しましょう。
費用の目安と必要な手続き
費用は教習所や地域により異なりますが、おおよそ10万〜13万円前後であることが多いです(2024年時点)。
入校時には、以下のものを準備しておきましょう。
- 運転免許証(原付二種記載あり)
- 住民票(本籍地記載あり)
- 証明写真(教習所により不要な場合もあり)
限定解除とは違う?「ステップアップ教習」の考え方
「限定解除」というと、かつてのように試験場で行われる技能試験を指す印象もありますが、現在は多くの場合、教習所で段階的に教習を受けるステップアップ方式が主流です。
つまり、新たに免許を取り直すのではなく、保持している免許をベースに上乗せしていく形になります。
高速道路を走れるようになるメリット
普通自動二輪免許を取得する最大のメリットのひとつは、高速道路を利用できるようになることです。125cc以下のバイクでは高速道路や自動車専用道路の走行ができません。
これにより、ロングツーリングの選択肢が広がったり、通勤・通学ルートにも余裕が出たりと、利便性が大きく向上します。
教習の流れと卒業までのスケジュール
教習の流れは以下のようになります。
- 入校手続き・適性検査
- 技能教習(第1段階・第2段階)
- 卒業検定(技能試験)
- 卒業証明書を持参し、免許センターで手続き
スケジュールは平日夜や土日を活用すれば、最短2週間〜1か月程度での取得も可能です。
まとめ:まずは教習所に相談を
小型限定免許を持っている方が普通自動二輪免許にステップアップする場合、教習所で短縮カリキュラムを受けられるため、非常に効率よく免許拡張が可能です。
費用や教習時間も抑えられるので、まずは近隣の教習所に相談し、詳細なスケジュールや料金を確認するのがおすすめです。高速道路を走れる自由を手に入れ、バイクライフをさらに広げましょう!
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