2024年に登場した新型ムーヴRSは、先代モデルから大幅に刷新され、スライドドアの採用やプラットフォームの変更が話題となっています。しかし、一部のユーザーからは「先代の方が装備が良かった」との声もあり、特にムーヴカスタムSAⅢハイパーリミテッドとの比較に注目が集まっています。
先代ムーヴカスタムSAⅢハイパーリミテッドの装備の魅力
特別仕様車であるハイパーリミテッドは、通常グレードにないプレミアムな装備を多数搭載していました。例えば、ブラック加飾の内装やLEDアクセントランプ、本革巻ステアリングホイール、専用アルミホイールなど、内外装共に質感が高く仕上げられています。
さらに、スマートアシストⅢや電動パーキングブレーキ、オートハイビームといった先進装備も標準で搭載されており、「装備の充実度」で見れば非常に完成度の高いモデルでした。
新型ムーヴRSの進化ポイントとは?
一方で、新型ムーヴRSはDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)を採用し、乗り心地や静粛性、安全性において大幅な向上を実現しています。最大の特徴は両側スライドドアの導入で、利便性が格段に上がりました。
また、新設計のインパネやメーターまわりは、よりモダンで使いやすくなっており、スマートフォン連携可能なディスプレイオーディオなどデジタル装備も充実しています。
比較ポイント① 内装の質感
内装デザインの好みは個人差がありますが、ハイパーリミテッドの質感の高い内装は今でも根強い人気があります。新型は機能的なレイアウト重視で、素材感や細部の仕上げは若干シンプルになった印象です。
例えば、ソフトパッドの使用範囲やステッチの装飾など、細かな部分では先代の方が「上質感」を意識していたと言えるかもしれません。
比較ポイント② 装備の差
新型も先進安全装備「スマアシ」は標準化されているものの、一部の快適装備(シートヒーター・IRカットガラスなど)は上位グレードのみとなっています。先代ハイパーリミテッドは、これらが特別装備として網羅されていたため、結果的に“装備が豊富だった”という印象が強く残っています。
また、エアロパーツやメッキ加飾も先代の方がアグレッシブなデザインが多く、「カスタム感」を求める層には魅力的でした。
比較ポイント③ 実用性と使い勝手
スライドドアの採用により、新型は乗降性と荷物の積み下ろしが飛躍的に改善されました。ファミリーユーザーや買い物用途など、実用性重視の方には明らかなメリットと言えるでしょう。
一方、先代はヒンジドアのため、スポーティな外観や運転する楽しさを重視するユーザーに支持されてきました。
ユーザーの評価は?
「先代の方が高級感がある」「新型は使いやすいけど見た目が地味」など、SNSやレビューサイトでも意見は分かれています。特に、カスタム系の外観にこだわるユーザーからは、ハイパーリミテッドの完成度の高さを惜しむ声も少なくありません。
一方で「スライドドアになったことで家族が乗りやすくなった」と評価する層も確実に存在しています。
まとめ:どちらが優れているかは“使い方”で決まる
ムーヴRS(新型)とムーヴカスタムSAⅢハイパーリミテッド(先代)のどちらが優れているかは、何を重視するかによって異なります。
- 装備や内装の上質さを求めるなら先代ハイパーリミテッド
- 利便性や走行性能、安全性を重視するなら新型ムーヴRS
どちらも魅力のあるモデルなので、自分のライフスタイルや優先順位に合わせて選ぶことが大切です。
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