運転中にスマートフォンを使用していたところ、偶然対向車線に覆面パトカーがいた――そんな状況で「後日、警察から通知が来るのでは?」と不安に思った経験はありませんか?今回は、覆面パトカーが目撃した違反行為について、現行犯でなくても取締りや通知が行われる可能性があるのか、またその対処法について解説します。
覆面パトカーは現行犯取締りが基本
基本的に、交通違反は「現行犯」での取締りが原則です。とくに運転中のスマートフォン使用(携帯電話保持)は、警察官がその場で確認し、車両を停止させて取り締まる形が一般的です。
覆面パトカーも例外ではなく、その場で違反を確認しても車両を止めず、現行犯として取り締まらない場合は、原則として後日の通知は行われないことが多いです。
ドライブレコーダーの映像で後日取締りされる?
ドライブレコーダーの映像をもとに、後日違反通知が来るのではないかと心配になるかもしれませんが、警察が自らのドライブレコーダーで記録し、後日違反通知を送付する事例はごくまれです。
ただし、重大事故の原因となるような行為や、悪質な運転が記録されていた場合、警察が映像を証拠として活用し、呼び出しを行う可能性はゼロではありません。しかし、スマートフォン使用のような軽微な違反において、後日通知が届くケースは少ないと考えられます。
交通違反の後日通知が届くケースとは?
後日通知が届くケースとしては以下のような状況が挙げられます。
- 速度違反や信号無視を自動取締機(オービス)が記録した場合
- 第三者からの通報や目撃証言に基づき捜査が行われた場合
- 映像提供(他人のドラレコやSNS動画)によって警察が動いた場合
これらのケースでは、警察から出頭要請や呼び出し通知が郵送される可能性があります。ただし、これらはあくまで例外的な対応です。
仮に通知が届いた場合の対応
万が一、警察から出頭通知などが届いた場合には、無視せず対応することが大切です。出頭に応じることで、違反の詳細説明や証拠内容を確認することができます。
その際、弁明の機会も与えられますし、納得できない場合は行政処分に異議申し立てを行うことも可能です。
今後の対策と心がけ
スマートフォンのながら運転は、たとえ短時間でも違反に該当します。今後は運転中のスマホ使用を控えるために、ハンズフリー機器やスマホホルダーの導入を検討しましょう。
また、運転に集中する意識を高めることで、交通安全にもつながります。覆面パトカーがいるかどうかに関係なく、安全運転を常に心がける姿勢が重要です。
まとめ|現行犯が基本、後日通知はまれ
今回のようなケースでは、覆面パトカーによるスマートフォン使用の取締りが現行犯でなければ、後日通知が届く可能性は極めて低いと言えます。
ただし、同様の違反を繰り返さないよう、安全運転を意識し、再発防止に努めることが重要です。違反をしてしまった可能性があると感じたときは、今後の行動を見直す良い機会にしてください。
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