普通二輪免許を取得している方が次に普通自動車免許を取ろうとする際、学科の一部が共通しているとはいえ「効果測定(模擬試験)」を受ける必要があるのかどうか、気になる方も多いのではないでしょうか。本記事では、自動車教習所における効果測定の位置づけや、普通二輪免許保持者が免除される項目、注意すべきポイントを詳しく解説します。
効果測定とは?自動車免許取得前の模擬試験
効果測定とは、教習所内で実施される学科試験の模擬試験です。卒業検定前や修了検定前に受験することが多く、合格ラインをクリアしないと検定を受けさせてもらえない教習所もあります。
教習所によって回数や形式、受験のタイミングは異なりますが、本免試験の対策として非常に重要なプロセスとなっています。
普通二輪免許保持者の学科免除と効果測定の扱い
普通自動車免許を取得する際、すでに普通二輪免許を所持していれば、道路交通法に基づいて一部の学科講習が免除される場合があります。特に第1段階の学科(基本的な交通ルールなど)はすでに修了済みと見なされることが多いです。
しかし、効果測定は教習所独自の要件であるため、たとえ普通二輪を持っていても教習所の規定によっては実施されることがあります。
効果測定が必要になるパターンと免除されるパターン
- 必要になるケース:
教習所がすべての卒業生に対して効果測定の受験を義務づけている。 - 免除されるケース:
普通二輪所持者向けの短縮コースで、既に該当内容が履修済とされ、学科試験の一部や効果測定が省略される。
したがって、効果測定が必要かどうかは教習所ごとの判断に委ねられています。事前に確認しておくのが賢明です。
実例:二輪所持で普通車を取った人の体験談
ある教習生は普通二輪免許を取得後、半年以内に普通自動車免許を取得しようと入校。学科は第2段階の一部のみで済みましたが、教習所の規定で1回だけ効果測定の受験が義務とされました。
一方で別の教習所では、学科免除に伴い効果測定も実施されず、「教本を読んでおくように」とだけ指導されたというケースもあります。
注意点:本免試験では免除されない!
教習所の効果測定が免除されたとしても、本免学科試験は免除されません。これは免許センターで実施され、交通法規の理解を問われる正式な試験です。
過信せず、教本やアプリなどで十分な対策を行うことが合格への近道です。
まとめ:効果測定の実施有無は教習所に確認を
普通二輪免許を持っていても、普通自動車免許取得の際に効果測定を受ける必要があるかどうかは教習所の規定によるという点がポイントです。基本的な学科が免除されても、教習所内の模擬試験である効果測定は独自運用されているため、事前に問い合わせることが最も確実な対応です。
また、最終的な学科試験(本免)は必須ですので、免除されない部分については計画的な学習を心がけましょう。
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