10年落ちのアルファードや最新モデルのレクサスLMなど、高級ミニバンやSUVは盗難被害が急増しており、不安を抱えるオーナーも少なくありません。今回は、なぜこれらが狙われるのか、完全防止は可能なのか、他メーカーは安全か、といった疑問に答える対策記事です。
なぜアルファードやレクサスは狙われるのか?
警察庁データによると、2024年の車両盗難件数上位は
ランドクルーザー、アルファード(40系)、プリウス、レクサスLXなどで占められています。特に40系アルファードは高額転売先や部品需要によって狙われやすくなっています:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
また、最新の盗難手口として「リレーアタック」「CANインベーダー」があり、キーの電波を傍受することで簡単に解錠・始動されてしまうリスクがあります:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
100%盗難を防ぐ方法はある?現実的な対策とは
完全な防盗は困難ですが、犯行に手間と時間をかけさせることで“狙われない車”にすることは可能です:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
- ハンドルロックやタイヤロックを併用:犯行抑止に非常に効果的
- 電波遮断ケースでキーを保管:リレーアタック防止に有効
- 純正+後付けセキュリティ/イモビライザーの強化
- センサーライトや防犯カメラ設置で見られている感を演出
- GPS追跡デバイスの設置:盗難発覚後の迅速対応に有効:contentReference[oaicite:3]{index=3}
車の下部を覆う構造にすれば盗まれなくなる?
おっしゃるように、「車体下部に人が潜り込まなければエンジン始動不可」といった構造自体を見直すのは、現行の車両設計や法令では現実的ではありません。問題は車両電子制御にあるため、もっとも有効なのは「電子と物理の多重防御」であり、構造的対策よりは複合セキュリティが現実的です。
他メーカー車なら盗難されない?
盗難ランキングを見ると、トヨタ・レクサス車の割合が圧倒的で、上位10車種中8車種がトヨタ系です:contentReference[oaicite:4]{index=4}。
ただし、他メーカーでも人気車両(ハリアー、輸入SUVなど)において被害は起こっていますので、「安全とは言い切れない」という現状です。
まとめ:複合防御と日常の運用が命
✅ アルファード・LM・レクサスは高価で部品価値が高く、海外転売ルートも存在するため盗難ターゲットになりやすい。
✅ 完全防止は難しくても、ハンドルロック+電波遮断+アラーム+GPSなど多層的に対策することで盗まれにくくできる。
✅ 特定の構造変更による完全防御は現実的ではなく、メーカー任せではなくユーザー自らの複合対策が重要。
✅ 他メーカー車も絶対安全ではなく、人気・価値ある車は常にターゲットになる。
車選びと対策を見直すタイミングとして、車検や13年の税率上昇を機に、ぜひセキュリティ全体を考えた車選びと運用をおすすめします。
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