高級セダンとして長年愛されてきたクラウン。その中でも210系後期モデルは洗練されたデザインと高い完成度から、今なお多くのファンを惹きつけています。これから2〜3年かけて購入を目指す方にとって、中古車市場の相場動向は気になるポイントです。本記事では、今後の価格変動の見通しとともに、貯金の目安、購入時の注意点まで幅広く解説します。
210系クラウン後期モデルとは?
210系クラウンは2012年に登場し、2015年のマイナーチェンジで後期型に。デザインの変更や安全装備の充実などが特徴です。特にアスリートやロイヤルシリーズが人気で、ターボモデルやハイブリッド仕様もラインナップされています。
2018年まで販売されたこのモデルは、新しすぎず古すぎない絶妙なバランスのため、いま中古車市場で注目が集まっています。
2〜3年後の価格相場はどうなる?
一般的に中古車は年式が古くなるにつれ価格が下落します。210系後期クラウンの場合、2025年〜2026年には10年落ち前後になるため、緩やかな値下がりが続くと予想されます。
一方で、程度の良い個体や走行距離が少ない車両は、人気とともに価格が維持される傾向も。特に後期モデルのアスリートSやハイブリッドモデルは一定の需要が続くと見られています。
現在の中古相場と貯金の目安
2024年時点では、210系クラウン後期の中古価格はグレードや走行距離によって異なりますが、相場は以下の通りです。
グレード | 走行距離 | 価格帯 |
---|---|---|
アスリートS | 5〜7万km | 170〜250万円 |
ハイブリッド | 7〜10万km | 130〜200万円 |
ロイヤルサルーン | 7〜10万km | 120〜180万円 |
2〜3年後には平均して10〜30万円ほど下がる可能性があります。状態の良い個体を狙うなら、180〜220万円を目標に貯金しておくのが安心です。
価格以外で気をつけたいポイント
車両価格に加えて、諸費用(自動車税・重量税・車検費用など)も見逃せません。おおよそ20万円前後の諸費用がかかると見ておきましょう。
また、年式が古くなるほど修理リスクも高まります。走行距離が10万kmを超えている車は、タイミングベルトやブッシュ類など消耗部品の交換歴を確認しておくことが重要です。
クラウンはリセールも強い?
クラウンはトヨタのフラッグシップモデルだけに、中古市場でもリセールバリューは比較的高めです。特に後期型やハイブリッド車は人気が続いており、売却時にも一定の価格が期待できるでしょう。
ただし、2〜3年で再販を視野に入れるなら、走行距離の増加や事故歴が大きな影響を与えるため注意が必要です。
まとめ:2〜3年後に向けた戦略的な準備を
210系クラウン後期は今後数年で価格が下がり、購入の好機が訪れる可能性があります。ただし人気グレードは価格が維持される傾向にあるため、希望する仕様に合わせて貯金目標を立てましょう。
おおよその目安は200万円前後+諸費用20万円。堅実な資金計画で、理想のクラウンライフを実現してください。
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