WRX S4(2015年式)などスバル車のCVTオイルは、純正を使用すると1回の交換で4万〜5万円かかることも珍しくありません。特に修理時には大量のCVTフルードが必要になるため、できるだけコストを抑えたいと考えるオーナーは多いでしょう。この記事では、WRX S4に適合するCVTフルードの選び方と、持ち込み交換の注意点について解説します。
スバル純正CVTフルードの特徴と価格相場
WRX S4(型式VAG)に採用されているCVTは「リニアトロニックCVT(TR690)」で、これに適合するCVTフルードは「スバルCVTF-II」または「スバルハイトルクCVTF」が推奨されています。
ディーラー交換では約12Lで4.5万円前後が相場となり、1Lあたり3,500〜4,000円と比較的高額です。
社外CVTフルードを選ぶ際の注意点
コストを抑えるために社外品のCVTフルードを検討する場合、「スバルCVTF互換」や「スバルTR690対応」と明記されている製品を選ぶことが重要です。適合しないオイルを使用すると、変速不良やCVTの早期摩耗につながるリスクがあります。
代表的な製品としては以下のようなものがあります。
- WAKO’S CVTF Premium:純正同等性能で高評価、約1L 3,000円〜
- アイシン CFEx CVTF:互換性表示あり、1L 約2,000円〜
- 日産純正NS-3(応急的に使用されることも)
ネットショップでは20L缶で2万円台の商品もあり、1Lあたり1,000円未満に抑えられる場合もあります。
持ち込み交換時の注意点と交渉ポイント
整備工場やディーラーにCVTオイルを持ち込む際には、事前に「社外オイルの使用可否」「工賃」「保証対象外になるリスク」などをしっかり確認しておきましょう。
工場側で認められない製品もあるため、購入前に整備士と相談してから取り寄せることが重要です。
CVTオイル交換と一緒に確認したいポイント
- ドレンボルトやパッキンの状態
- フィルターの詰まりや摩耗具合
- CVT本体からのオイル漏れ箇所
- 学習リセット(初期化)と油温調整の有無
これらを同時に点検・整備することで、CVTの寿命を延ばし、将来的な修理コストの抑制にもつながります。
まとめ:品質と価格のバランスが重要
WRX S4に合うCVTフルードは、純正品であれば安心ですが価格が高いため、適合を明記した社外品を活用するのも有効な選択肢です。持ち込み交換の際は整備工場と密に連携し、安心・安全な交換を目指しましょう。
節約しながらも性能を犠牲にしないオイル選びが、長くWRX S4を楽しむカギとなります。
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