トヨタ・マークX 120系後期は、そのスタイリッシュなデザインと走行性能で今なお根強い人気を誇るモデルです。しかし、中古車市場で手に入れたオーナーの多くが気になるのが「燃費」や「ガソリン満タン時のコスト」、そして「航続可能距離」です。今回は実際のデータやオーナーの声をもとに、マークX 120系の燃費事情をわかりやすく解説します。
マークX 120系後期の基本スペックと燃料タンク容量
マークX 120系(後期型)は2006年〜2009年に販売されたセダンで、主なグレードには250G(2.5L V6)や350S(3.5L V6)などがあります。
燃料タンク容量は全グレード共通で容量70リットル。使用する燃料は、特に高出力な3.5Lモデルではハイオク推奨となっています。
ガソリン満タン時の費用はいくら?
2025年現在のハイオク価格の全国平均はおおよそ1リットル=175円〜190円。仮に180円とすると、70L満タンで次の通りです。
単価 | 満タン(70L) |
---|---|
175円 | 約12,250円 |
180円 | 約12,600円 |
190円 | 約13,300円 |
地域や給油所によって差がありますが、おおよそ12,000円〜13,000円程度が相場といえます。
航続可能距離はどのくらい?
マークX 120系のカタログ燃費(10・15モード)は以下の通りです。
- 250G(2.5L)…約11.0km/L
- 350S(3.5L)…約9.4km/L
しかし、実際の街乗り〜郊外走行を想定した実燃費は次のような声が多く見られます。
- 市街地中心…約7〜8km/L
- 郊外・高速走行…約10〜12km/L
満タン時の航続距離は、実燃費に応じて変わりますが、以下のような目安が立てられます。
実燃費 | 航続距離(70L) |
---|---|
8.0km/L | 約560km |
10.0km/L | 約700km |
12.0km/L | 約840km |
実際のオーナーの声と体験談
オーナーAさん(250G乗り)は「高速中心の通勤ではリッター11km程度出て、600〜700kmは走れます。ハイオクだけど満足」とのこと。
一方、オーナーBさん(街乗り中心)は「渋滞が多い都内で使っていると7km/Lくらい。500km未満で給油することが多い」と話します。
このように、使い方次第で航続距離は大きく変わる点に注意が必要です。
ハイオク指定車を選ぶメリットと注意点
ハイオクは価格が高い分、燃焼効率がよくエンジン性能を最大限に引き出せます。マークXのようなV6エンジンには最適です。
ただし、給油ミスや節約目的でレギュラーを入れると、ノッキングやエンジントラブルの原因にもなるため、推奨燃料は必ず守りましょう。
まとめ:マークX 120系の航続距離と燃費を把握し、安心のドライブを
マークX 120系後期はハイオク使用で燃料費がかかる一方、上質な走行性能とスタイルで今なお高い評価を受けています。
満タン時の航続距離は、おおよそ500km〜800kmと幅があります。運転スタイルや道路環境を踏まえて、こまめな燃費管理を心がければ、維持もそれほど難しくはありません。
ガソリン代や航続距離が気になる方は、ドライブアプリや燃費計測ツールを活用して、より経済的なカーライフを楽しんでみてください。
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